ネタバレ・感想ありKの支配者 ―奥田枠短編集―のレビュー

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描きおろしをありがとうございます!
ネタバレ
2026年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ HOUSEの単話の表紙がとても好きで購入しており、ストーリーも、執着の重い仄暗い雰囲気の兄弟BLで、私自身の性癖にぶっ刺さりまして、めちゃくちゃ大好きな作品です。
今回の単行本化に当たり、描きおろしがあるということと、Kの支配者も読みたく購入しました!

私自身の勝手な思い込みかもしれませんが…
Kの支配者と描きおろしのHOUSEの9年後の話を読んで、Kと龍斗が同一人物なのでは…?と思い始めています。
Kと9年後の龍斗の髪型と長袖の学ランが似ていて、Kが資産家の息子というところ、龍斗が早く家を出ないとと考えているのが中1か中2頃ならKが寮に入っていた中2の時と時期が合うのではないかと…。

ただ、一人称がKは「僕」、龍斗は「僕→(支配者を自覚してから)俺」になっているのと、Kには弟がいるが、龍斗には弟の記述がないという相違点があるので、めっちゃ自分の勘違いで別人物かも知れないのですが(笑)
もし同一人物なら、この単行本の中に龍彦、龍蔵、龍斗という業の深い一族の話が詰め込まれている気がして、より大好きな作品になりました!
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最高の一冊です。
2026年4月16日
収録されているお話は2つとも単話で購入していましたが、今回単行本化にあたり書き下ろしがあると言うことで迷わず購入させていただきました。
どちらも支配される側とする側のお話になっていますが、攻も受も執着心がとんでもなく強い…!
ハードなプレイも多めなので、好きな人にはぐっと刺さるお話でした。
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描き下ろしプラス
ネタバレ
2026年4月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2つの話とも、短編でレビューは書いているが。
Houseの9年後という描き下ろしと、シーモア限定が読みたくて。読み直しした。

支配は、最終的には個の尊厳部分に触るのだろう。
Kの支配では、支配者がいなくなったあと支配される側がどうするか。

Houseは、支配者が「適切」に支配できるか、支配される側が落胆したらどうなるか。
9年後、支配は受け継がれる。

奥田先生が趣味で描き散らしたものを形にしたとのこと。
C-KANATAやるなぁ。この雑誌、なかなか喰い込んだものが多いね👍

エチ…まぁ、エチはあります。ラブラブエチではなくSMエチ。当事者たちにとっては極上。
最高BL
2026年4月15日
平成BLが好きな人はこの作品が好きではないでしょうか。本当にすごく久しぶりに発売日(配信日)を待ち望んで購入いたしました。歪んだ相互依存やハードプレイが好きな人はぜひ。
真の共依存の行き先は天国
ネタバレ
2026年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ メリバ好き垂涎の圧巻としかいいようのない2作。
でもどちらもハピエンとしか思えない圧倒的な共依存。BLではよく出てくるワードだけど、これこそが真の共依存だと突き付けられます。単行本化していただいたことに感謝しかありません。

『Kの支配者』・・人間の欲の深淵を覗く。改めて読んでやっぱり神作だと確信しました。
果てない空を見つめていたアキの目がだんだんKだけを見つめるようになるその変化にゾクリ
アンドロイドではない意志を持った一人の人間が、その細胞に至るまで自分の思い通りになってくれる愉悦から逃れる術はきっと存在しなかっただろうと、アキを手中に収めていくKの幸福感を想像するだけで震えます。
そしてKの支配に恐怖し自由を奪われながら最終的にKをも呑み込んでいく、そんなアキの完全なる被支配にも圧倒される。
肉体・精神・命・その未来まですべてを捧げ、双方が支配者であり被支配者である2人。
これ以上の共依存がこの世に存在するのだろうか?
描きおろしは本当に必見!あのラストのKのセリフを読んだ瞬間、課金させてくれてありがとうと震え泣きました。

『HOUSE』・・単話のほうのレビューで龍蔵と龍彦のことを書いたので、ここではもう龍斗!彼のこの先に期待しかない。
いたぶられてボロボロになっている父を見て、ソソラレルだと?
一瞬で立場が入れ替わったあの数コマは見事‼何としても彼の将来を見届けたいです!
支配と被支配の無限ループにその血ごと組み込まれている家。
その恐怖を歓びと感じる者にしかその敷居は跨げないですね・・・やはりこちらも神作。

※このメリバ作品から感じるハピエン感の謎は先生のインタビューを読んで納得しました!
ハッピーエンド主義者?本当に?先生が?と一瞬思いますけど、作品を読めば確かに!ってなるのがすごい。これからも先生の作品ガンガン読みたいです!是非片っ端から商業化お願いいたします!
互いしかいない世界観にBLだなと…尊い🙏
ネタバレ
2026年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本、おめでとう御座います✨描き下ろしがめちゃくちゃ良かったです。単話の時とは違い、改めてこの作品を読んでいたら思い出した事件があり…チラッと頭の中でそれを思った時、この2作品はBLだなと思いました。互いがいないと成り立たない関係性。そして愛もあるなと。

「Kの支配者」
Kの名前が最後まで出てこないんですよね。アキまでがKと呼んでいて。ただ排泄まで管理されていたアキを思うと、Kを名で呼ぶ2人だけの時があったのかなと。そんな風に思うと尊い…🙏と。
この物語 K、龍蔵は人が集まる人気者だなと(群れのtheαの様に)Kは女性にモテ、みんなの憧れの存在で。でもアキと出会って変わっていった。Kの友人達が何故アキに構うのかと嫉妬していましたが…その時のKが良かったですね。殺すよ、と。
SはMに支配されて初めて満たされるという話を思うと、Kとアキの場合はSだった、Mだったからの関係じゃなく、互いだったからSとMのあの様な関係になったのかなと(誰でも良い訳ではなかった)Kは弟にアキの後始末をお願いしていましたが、それは”いって良い”を言ってあげる役だったのかなと…そんな風に思ったら深い愛だなと。
Kはアキの絶対者は自分だとあれで証明ができ。アキにとってもたったひとりの最高の実在、絶対者はKなのだと。だから弟の助けがなくても逝けたのかなと。現世では成就しない想い合いというか…(BL✨)美しいなと思いました。またそれは女性的な世界観だなと。

「HOME」
単行本版は龍斗しかないです💦(そして龍斗、イケメーンー✨)あれは龍彦の子じゃなく、祖父龍吉との子じゃ…ないでしょうか?(家政婦は見た!みたいな心境…)
”俺”は龍蔵と同じなんだけど、俺のHOMEじゃないから出ていくと…龍斗。でも私、探せないんじゃないかと思うんです。龍蔵が探せなかった様に、身内じゃないとダメなのではと…
龍斗のお母様…庭師との間に子がいらっしゃったりしませんでしょうか?…なんて、もう頭の中は読みながらぐるぐるでした。なのでお願いします…龍斗のスピンオフが読みたいです🙇(HOMEに返してやって下さい💦)

龍蔵と龍彦は熟成された感が良かったです。最期も幸せだろうなと思うのですが…そこは2人だけの世界に入っていくのですかね…尊いです。そしてまた龍斗を思ってぐるぐるの繰り返し…(龍吉龍彦龍蔵龍斗、こっちもぐるぐる)
親愛なる隷属者たちへ
ネタバレ
2026年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編でレビューしたけど改めて。

まず、Kたち。この2人の主従は互いへの探究心が鰻登りすぎて「満足」に対して疑心暗鬼になってしまった究極の形。
お互いが共食いした末路が天国、はたまた地獄への旅立ち。互いに最後まで絶望を抱きながら事切れる直前では期待に満ちて逝ってしまった。
始まりはK、そしてクロージングもKの手で行われてね…この2人は今、あの世で幸せに暮らしてると良いね…終わりがない底抜けの愛でどこまでも墜ちていってくれ……

そしてHOUSE。
龍彦が龍蔵に「一生、どこにもいかないでね」と言ったシーン。龍蔵が柔らかに笑ったコマ。
多分、龍蔵がこんなにも安堵した顔を見せるのは後にも先にもコレが最後なんじゃないかな…
お互いがようやく手に入れた「唯一」の存在。
9年の間に、とっても素直になれた龍彦の姿に私はニッコニコでしたよ。
膀胱が無事でよかったよ……
龍斗もまた、同じ血が流れていて再び龍蔵が支配している家に帰ってくる時、どんな支配者になっているか楽しみですね……本当にソコ見たいよ…
この家の主が変わるときは龍蔵が朽ちる時。
龍彦が思いの外、保たない気がするけど…龍彦見送ったら龍蔵はどうなってしまうのか…父の二の舞になるのか?龍蔵はそんな姿を誰かに見せるくらいなら海に身を投げ出す気がする…どうかな…
龍斗もまた、血の境目なんて軽く超えてくる真性だからなぁ…恐ろしくそそる男、龍彦……
それにしても龍彦……お前は3人の支配者を狂わせるだなんて…罪な男だね…

まだまだ見たい…もう一回、おかわりください編集部さん…龍彦と龍蔵の最期、そして龍斗の始まりを是非ください……お願いします!!
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作家名: 奥田枠
ジャンル: BLマンガ / 先行作品
出版社: 新潮社
雑誌: C-KANATA