母方の里が京都市で、幼い頃からお盆は六道珍皇寺さんに「おしょらいさん」をお迎えに行きました。そこに飾られている地獄絵図に芯からびびらされ、小野篁の通った井戸や閻魔大王像に引き込まれ、ある意味天国より地獄の方が身近に感じられていた様に思います。そしてもうすっかり中年になった私がこの漫画に出会い、鬼は怖く恐ろしいものという認識はそのままに、なぜかとても癒されているのはなんででしょう。あちらの世が近くなってきたからかもしれません。なんにせよ、この物語に出会えて心が穏やかになりました(笑)。これからも楽しみにしています。