大学生のゲイとノンケ。
ノンケの久遠はゲイの七生を忌み嫌っていたのに、最後には七生に落ちる過程がとても現実的に描かれていました。
七生のキャラですが、嫌な噂を流されているけど強く否定することはなく凛としていて、けれどどこかもの寂しげで健気なんだけど、ちゃんと男性としての感情が描かれていました。
久遠も最後の付き合うに至るまで、一貫して頑固で潔癖な性格で描かれていて、ノンケとゲイの男性同士の恋愛としての完成度がとても高かったです。
脇役の教授もでしゃばり過ぎず、でもいいアクセントになっていて良かったです。
ただ個人的な好みなんですけど、学校で致すのは読んでいて冷めてしまいます。
まず洗浄してないですよね?で、ナマで致すんですよね?中身出てきません?で、そのソファ汚れません?
ティッシュあります?誰か来たらどうするの?しかも直前に先生のアレ、口に付いてましたよね?ぎゃー!
なんて事が思い浮かんで、せっかくのセッセのシーンに集中できませんでした。
なので星一つ減らします。