続きのside-Bも含めたレビュー。
真にせまる稀有な作品。半年位前カテゴリーにBLもあったのが変わっていますね。たどり着く人が増えると思うので、是非、BLカテゴリーも残して欲しいです。序盤は学校生活の残酷さ。主人公は孤立を深めます。十分、現実にありえると思わせる。その中でも主人公がめそめそしていないので、暗くなり過ぎず読み進められます。その中で唯一、秘密を共有出来る仲間を見つけます…。一度目はそうでも無かったんですが、しばらく経ってまた読んだ時、涙が出てきて止まりませんでした。こんな事は初めてでした。ベクトルは違っても、思春期に自分の在り方に悩んだことのある人は響くのでは。
大人になった後の話も出て来ます。彼なりの幸せを見つけられたと思います。
一人の同性愛者の半生を描いたような作品でした。
最高傑作という意見に私も一票。