悪魔がディーラーとなるアクマゲームの世界に足を踏み入れた、高校生にして巨大な企業グループの会長が主人公。数々のアクマゲームはルールを最初に説明してくれますが、わかり易く読者の没入感臨場感だったり、相手も意外と強く主人公を追い詰めながら、土壇場で逆転する主人公の頭脳と手腕、度胸や見事なストーリー構成にドキドキします。どうしてもセリフが多くなりがちですが、そこは臨場感と絵の迫力であまりダルい展開にしないのは流石です。非現実と現実との間で繰り広げられる頭脳戦に読み手も引き込まれる事、間違いなしですね。