身長181cmの女子「富士山さん」と160cmの男子「上場くん」との凸凹中学生カップルのお話。
わりと最近の作品なのに、富士山さんがスマホを持っていない為、手紙でやり取りするところがもどかしくて良い。
富士山さんはバレー部のエース。身長を男子にからかわれたり、周囲の迷惑になるかを気にしている描写がある。基本的には親切で中学生らしい普通の女の子。
上場くんはちょっとスケベだけど、責任感が強いところがあり、成績も良い描写がある。
人が本当に嫌がることはしないし、富士山さんを大切にしている。決める時は決める男らしい一面もある。
二人を取り巻く友人たちも普通の中学生で特別な子はおらず、最近の漫画にありがちなスクールカーストを変に全面に出すことがないので、読んでいて嫌な気持ちにならない。
富士山さんの心の声は描かれず、絵だけで読み取る感覚。
一気に話が進むことはないが、暖かい気持ちで読むことができる。
上場くんは6巻以降イケメンムーヴが増える。
まだ中学生だけど、幸せになってほしいという気持ちになる。