ネタバレ・感想あり甲子園の空に笑え!のレビュー

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『銀のロマンティック…わはは』が最高
ネタバレ
2025年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最高なのに、表題でもなく作品内容文にも入れてもらっていない……昔読んだことがあって探している方、川原泉のフィギュアスケート漫画『銀のロマンティック…わはは』はここに収録されていますよ!
少年と少女の挫折と努力と銀色に輝きいつまでも消えない記憶……著者独特のシニカルさコミカルさと素直な部分がちょうどいい感じにまとまっている傑作です。飼い犬ポチの忠誠にも涙。
6点満点制だった時代のフィギュアスケート、伊藤みどり選手のキレと高さのあるトリプルアクセル、明るい演技が大好きでした。一方、テレビの解説アナウンサーとかが「スタイルが〜」「もっと色気が〜」ってぐちぐち言ってたり、「芸術性が〜」ってしたり顔で言っててムカついていました。「芸術性は色恋や色気だけじゃないし、同じ日本人なんだから良いとこ応援せんかい!」って。
そんなフラストレーションを全部晴らしてくれたこの作品。
色気とかとは違う芸術性と高い技術力で世界と正々堂々と勝負する……いや、勝負と言うにはふさわしくないかもしれない、純粋な挑戦。そうなんだよ、スポーツってこうあってほしいんだ。
現実との差でも涙を誘われるこの作品は、とても美しいと思います。
〜〜〜〜〜
表題作は野球漫画、これも良いです。後年、同主人公のプロ野球漫画『メイプル戦記』も描かれていますが、こちらの余韻が私は好き。
もひとつ同録に『ゲートボール殺人事件』。これはゲートボールチームと極道との絡む、殺人事件コメディー。しかし、実際にゲートボールでの高齢者の暴力的諍いが多かったっていうのが恐ろしいですよねぇ〜……廃れて良かった。
「銀のロマンティック…わはは」が好き
2024年10月12日
収録作は「甲子園の空に笑え!」「ゲートボール殺人事件」「銀のロマンティック…わはは」
何年かに一度は川原先生の作品を読みたくなってしまう。先生の作品は文字が多く文庫版だと小さいので、電子書籍は大きくできて読みやすいのがいいですね。これで目次で読みたい作品に移動できる様になるといいですね。
「甲子園の空に笑え!」は優しくほんわかした野球マンガ。みんな楽しいといいねに言葉に集約されている。何故か読んだ後に泣き笑いました。
「ゲートボール殺人事件」は1ページ目のゲートボールの歌がすごいんですよ。最初のとんだこと3連発が大好きです。
「銀のロマンティック…わはは」、わははが泣ける。読んだ後に毎回泣いてしまう。
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ふざけてて、真剣。
2024年7月9日
川原泉さんがスポーツマンガ!と最初は思いました。
そんなに詳しくないのですが、印象です。
イケメンで素敵な人とサラッと知り合い、心を通わせ、多分恋愛になっていく。
この"多分"がよかったりします。
大きな声では言わないけれど、みんな一生懸命に生きてる。
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コメディ色が強い
ネタバレ
2023年3月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 田舎の野球の弱小高校が甲子園に行くまでの過程がすごい! 主人公の心の中でのツッコミや言動が突飛で面白い。
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川原泉作品は野球漫画が最高
2023年1月19日
川原泉作品はどれも大好きですが、中でも野球漫画が最高に好きです。作者が「川原教授」と渾名される所以が垣間見える作品でもあります。何となくですが、もしかして大きく振りかぶってにも影響を与えているのではと感じたので、ファンの方は是非読んでみてください。そして、これがお気に召したら、プロ野球漫画のメイプル戦記も是非ご覧ください。
名作としか言い様のない作品
2022年11月12日
前半は高校野球、後半はフィギュアスケートの話です。小さな一枠が伏線だったり、リアルでもこうだったら面白いのにというような視点で描かれていたりと最後まで一気読みしました。

ギャグ、コメディ、シリアス、ほんのり恋愛要素も織り込んで最後は感動させられる。川原先生の作品は読み込む価値のある話ばかりです。久々に読みましたが、秀作に時代は関係ないんですね。
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ほっこり野球漫画
2022年10月3日
ぽわぽわふわふわな雰囲気の豆の木高校野球部。善良そのものの部員達がかわいいです。そして彼等を束ねる広岡監督。川原泉ワールド全開。ほっこり笑える野球漫画です。
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川原ワールド満載
2022年7月12日
学生時代に川原先生の独特の世界観が好きで
ほとんど読んでましたが、大人になって読み直すと
心に染みる‥。悪人がいない優しい世界ですが
どこか もの寂しさもある。
未読の方は、是非 読んで頂きたい作品です。
川原ワールド全開です
2022年5月14日
学生時代に川原先生の作品を借りて、読みあさりました。
今まで読んだ漫画の中で、違う感じがして…笑いをこらえるのに必死でした。色褪せない漫画です。
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漫画っていいなぁとしみじみ感じる穏やかさ
2021年8月8日
スポーツ物3本立て。ほのぼのとしてフワッとして、スポ根の臭み抜き、生真面目路線無縁の脱力感がユニーク。絵柄が優しい線で、硬派男子が居たとしても、優男ビジュアルのほうが男性キャラは主柱。

「甲子園の空に笑え!」(1984年)
ニコニコしながら読めて楽しい。この種の話にありがちな奇跡の勝利連発だが、もとより悲壮感無しのあっけらかんとした部活物。監督を任された主人公と、高校球児、強豪校の監督の野球との関わりかたに、どこかおかしみがある。

「ゲートボール殺人事件」(1985年)
猪鹿町の町内でゲートボールに興じるメンバー、やーさん抗争や薬物密売、組長の変死、物騒な展開のはずがどこかおっとり平和な中で、みんなが事件解明を進めていく。ゲートボールというのがまず珍しく、そのルール私には難解。それでもルール概説を経てストーリーを楽しめる。今の時勢その存在への礼賛は困難だが、制作当時は 自由だったからか、対立するヤーサン同士双方共に、少女漫画のイケメンビジュアルである。

「銀のロマンティック・・・わはは」(1986年)
冒頭に「銀色に透明な真のロマンティック・スケート」とあるのは、山岸凉子先生の名作バレエ漫画「アラベスク」へのオマージュではないか!!。
フィギュアスケートのペアの、彗星のような短い光の時期の活動には、「甲子園の空に笑え!」と同様出来過ぎ出世がある。しかし競技人生は哀感漂い始めて異なる方向へ。
時代の移り変わりにも、想いを馳せてしまった。現在のロシアやウクライナ等を連邦国家の構成国としていたソ連とかソビエトの名、衛星国東ドイツの国名と、フィギュアスケートをTV観戦すると昔よく耳にしていた「コンパルソリー」の語が踊る。少女漫画の優美なルックスと、笑い誘う川原先生ワールドが、漫画ならではの流れに乗っている。優勝メダルの場面は、丁度現在開会中のオリンピックを思わせタイムリー。孫悟空みたいなフィギュアスケート、の表現には笑ってしまった。絵から合点は行く。
MHK杯のエキシビションのエピソードが可笑しかった。
お笑いスケーターというのも笑った。
4回転云々は笑いとかなしみでなんとも言えない想いにさせられた。

まとまって川原泉先生作品を読んだことがなく、念願の初読み。かわいらしい話作りで、しかも川原ワールドが居心地良かった。特有の非現実を受け入れられない人には、読めない作風。
4.5~4 .8位の気持ちで。
奥が深い
2019年9月28日
ブレーメンまでの単行本は捨てずに全て実家に置いてきてますが、無性に読みたくなり購入。
子供の頃は、ただ良い話と思っていた「銀の…」、大人になって読んでみたら、結末も覚えてるのに涙が溢れて止まらなくなりました。「フロイト1/2」も今読んだら多分そうなる気がします。改めてカーラ教授作品の深さに脱帽してしまいました。実家に帰って在庫全て読み返したい気分です。
大好きな作品です‼
2019年8月14日
安定の川原泉ワールドです😊どの作品も良いですが、「銀のロマンチック」は私の中でベストスリーに入る作品で、学生時代から何度も何度も読み返しています⤴
銀のロマンチック…わはは
2017年7月23日
フギュアスケートの知識はこの漫画で覚えました。そしてこの漫画を読んでからリアルなフギュアスケートの試合を観るとなお楽しめます。
川原先生大好き!
2017年2月26日
少女漫画にしては珍しくスポーツがテーマの作品集。
全て好きですが、イチオシはフィギュアスケートが題材の「銀のロマンティック…わはは」です。
川原先生の言葉の選び方使い方は最高。
詩的だけど急に笑いを取りに来たり表現の幅が半端ないです。
あ~他の作品も買いたくなってきた…
表題の
ネタバレ
2015年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 話も笑いありほんの少しのラブ?や涙ありで良いのですが、お薦めはフィギュアスケート作品ですね。国別で6点満点評価で明瞭で簡潔な古き良き時代。
スポ根
2015年8月31日
スポコン…ではないです。
さすがの川原ワールドです。
なぜか感動しちゃいます。
スポーツもにだけど
2015年8月29日
そそれだけじゃ終わらないのが川原作品。
スポ根じゃない人間ドラマが読めます!
野球に興味ありません。
2014年4月29日
けど、球児たちの素朴さ、純粋さに応援してしまいます。
たった一巻ですが、この物語にはちょうどいいと思います。
主人公とライバルコーチのもぞもぞ感も独特で、にこにこというより、にたぁとじんわり顔がほころぶ作品です。
スポーツ物⚾
2013年12月22日
成り行きから田舎の高校の野球部監督に推薦された女性生物教師が、甲子園を目指す話です。
全くの無名校であり、小さな学校で資金ぶりも厳しいチームがほとんど運で上っていくのが面白いです😊
この話が続編の『メイプル戦記』につながるのであわせて読むのがオススメです。

他2編のゲートボールとフィギュアスケートを題材にした漫画も作者らしさがあって笑えます。
甲子園まで何マイル?
2019年8月14日
「甲子園の空に笑え!」→ 続編的漫画が「メイプル戦記」。九州にある豆の木高校の教師である広岡。若さを理由に野球部員9名の監督に就任。作者の描く野球漫画なのでスポ根性ではもちろんなく、友情と努力+運のまったりのほほん野球漫画。1984年の作品ですが、お金がかかる・炎天下での試合等々、未だに同じ問題を抱えています。
予選1回戦どころか、あれよあれよの間に甲子園の決勝で豆の木VS北斗。さて結果は……。運が良いといいね、楽しいといいね、幸せだといいね。
「ゲートボール殺人事件」→高2でゲートボールとは渋すぎな鈴菜。そんなことは気にせずゲートボール仲間たちと鈴菜でまったりの最中に事件発生。死人に覚/醒剤に銃が絡むのにのほほーんとは凄い話。
「銀のロマンティック…わはは」→ 最後の"わはは"に作者の照れを感じるこの作品。更紗と影浦はお互い違うスポーツで挫折後、フィギュアに転向。冷静で潔い更紗と、悩みながらも頑張る負けず嫌いな影浦。更紗の飼い犬ポチのジャンプにより活路を見いだすものの……。後半はちょっと泣きそうになりながら読みました。
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さらっと高校野球
2018年8月27日
久しぶりに高校野球にはまっていたところ、Twitterで「白山高校や金足農業ってこのマンガみたいな展開」というようなツイートを見て購入。
マンガでは、運が味方してあれよあれよという間に優勝!と、さらっとした話の流れになってます。
ストーリーも絵柄も昔のマンガだなあ、とノスタルジーを感じながら、何度も読みたくなります。
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楽しい
2015年9月12日
川原ワールドの高校野球。詳しくはないながらも、あり得なさそうな理論で繰り広げられているなんちゃって野球ですが、ストーリーやキャラクターがお気楽で明るく楽しいです。
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作家名: 川原泉
出版社: 白泉社
雑誌: 花とゆめ