ネタバレ・感想あり志乃ちゃんは自分の名前が言えないのレビュー

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自分自身のことのように…
2024年11月9日
何気なく開いた一冊だったのですが自分のことと当てはまりすぎて
気持ちがわかりすぎて…。
言葉が出てこない時の志乃ちゃんの表情も気持ちも、前日に失敗しないようにリハーサルすることも
全部全部分かります…。

誰にも言うことができずに
藁にもすがる気持ちでいろんなことを試しても

治らない自分が悔しいことも…。

自分を見せつけられてるみたいな気持ちにもなりましたが
同じような人には他にもいて…
自分は、1人じゃないんだなって
心強くなれたような気がします。
励まされる作品
ネタバレ
2024年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 誰もがいろんな生き辛さを感じている中で、理解してくれる、分かろうと歩み寄ってくれる友人がいる幸せを感じさせてくれる作品でした。
自分ひとりで葛藤している気持ち、親や先生という身近な大人は自己解釈で自分たちの意見をぶつけてくる中で、かよちゃんが話すときにつっかえてしまう志乃ちゃんに、それは何?とストレートだけど、分かろうと歩み寄ってくれるところでジーンとしました。
思春期の友達の取られた感?居心地良かったところに入ってこられる焦燥感?そんな感情も思い出させられた感じです。

映画からこの作品を知って、映画も好きで原作を読んでみたかったので購入しましたが、損はしませんでした。映画は吃音の方の気持ちがすごく分かる感じが痛くって涙が止まらなかったですが、漫画は最後のシーンでいろいろな感情を乗り越えて強くなった志乃ちゃんを見ることができたので、爽快感がありました。ありがとうございました!
無知は暴力
2023年7月25日
とても良かったです。作者さんの今まで経験された実体験や、実際の心の中を作者さんなりに描いているのだろうな。しかし、無知である事から起こるむごさって本当に悲しい。知識が広がり、色んな人の意識が良い方に変わるといいな
残酷で、切なくて、優しい話
ネタバレ
2023年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 押見修造である、忌避感を覚える方も多いのではないでしょうか。精神的に落ちている時には手を出しません、手に取る時はいつも「修造チャレンジ」。
吃音
2022年12月27日
単巻ながらこれほど胸に突き刺さる作品を描かれるとは。かくいう自分も見事に号泣。題材はシビアですが暗くも胸糞でもなく読後感がほんと良かったです。
知ってもらえさえすれば
2022年7月19日
読み放題にて。
吃音の人にとって言葉のはじめが発音しやすい音であるかどうかはすごく重要なことです。
志乃ちゃんのように自分の名前が発音しづらい音で始まる場合はプレッシャーも一際大きいことでしょう。
言いたいことは頭にあるのに伝えられないもどかしさ、恥ずかしさ、友達の存在によって成長する姿をドキドキしながら見守りました。
背がが大きい人や小さい人がいるように、吃音も「そういう人もいるんだね」ということを周りが知っていればそれだけで居心地も変わってくるのではないでしょうか。
多くの人に読んでもらいたいです。
ありがとうございました
2022年7月1日
家族が吃音です。難発、随伴症状、リラックスしていても出てしまう吃音。胸が詰まる思いで読ませていただきました。吃音を目の当たりにした周囲の反応は、残念ながらこの漫画の通りです。本作のように、お互いを理解しあえる友達との出会いで、私の家族には今よりもいい未来になることを願うばかりです。年齢が上がると、吃音は治りません。受け入れてうまくやっていくしかないです。それは、今生きづらさを感じている人や、障害を持つ人にも同じことが言えるのではないでしょうか。生きやすくなるためには、周囲の理解だけでなく、障害や生きづらさに対しての知識を持つことも必要だと思います。この漫画を見た方だけでも、自分の周りにいるそういった方々を理解してあげて下さい。吃音の人には言葉が出るのを、待ってあげて下さい。そして笑わないであげて下さい。そしてそれを、自分の周りの方にも教えてあげて下さい。障害のある方や、今生きづらさを感じている人が少しでも生きやすい世の中になるように、持続可能な目標にしてみませんか。そう感じずにはいられない漫画でした。
素晴らしい作品
2022年3月15日
あとがきも含めて素晴らしい作品でした。自分の子供時代を振り返りました。漫画を通して実生活を省みるきっかけになる素晴らしい作品でした。
志乃ちゃんが世界を反転させた瞬間!
2022年1月27日
幼少期は同年代と横並びで成長出来ていなかったので、悲しくなるほど出来ないことが多かった…そんな個人的原体験にストレートに繋がる力のあるこの作品に、読後しばらく尋常じゃない状態に陥りました。
全力で取り組んだ過去の自分の記憶は、今の自分の強い応援団。人のことを考え悩んで勇気を出して実行したことには今でも熱い思いが湧きます。
この漫画とあとがきを反芻してみて、世界を反転させる一瞬があれば、どっこい根をはやして生きていける。深く共感します!
胸にチクチクきました【ヨミホだよ】
2021年12月31日
初めの一言がでない吃音症の志乃ちゃんのおはなし。
瑞々しい年頃の3人を通して、それぞれの心の機微が手に取るように伝わり、ジュワッと潤いました。
若かりし頃私にも志乃ちゃんのように自己肯定感が底辺を彷徨い続けた痕があります。誰しも全く無いことは無いと思いますが。その頃の痕が瑞を含んで感覚を呼び覚ましました。忘れてしまいたいと思っているのと同じくらい私を作る大事な要素で、今となっては変え難い印のようなものです。
大人の通り一辺倒な対応や、嘲笑われているような感覚、悲しいし全てに怒りを覚え扉の中から出られない、外に出られない...。
加代ちゃんの歌が刺さりました。
どストレートな歌詞が加代ちゃんのエネルギーそのものでした。
菊地君の不器用な荒削りな毎日にも親近感が湧きます。傷だらけになりながらも人が好きな優しい子なんだろう。

読み放題でした。
出会えてすごくよかったです。
直球でズドンとくる
2021年12月21日
読み放題です。
タイトルの通り、吃音症のため自分の名前が言えない志乃。
ストーリーすごくシンプルなんですけど、
熱量というか、登場人物の心の叫びの様なパワーが凄かったです。
加代、菊地との関わりも、美化がなく最後まで嘘が無いな…と思いました。
そこがすごく良かった。
あとがきを読んで納得しました。

感動したというよりは、漫画を通して作者さんから届く何かに心が揺れたという気持ちです。
直球でボールを投げられた様な。
泣けるとか、感動するのとは違う観点から描かれた作品だと思います。
だから届くものがあります。
純粋にすごいなと思いました。
初めての作者さんですが、他作も読んでみたくなりました。
よくわかります
2021年11月8日
読みながら泣きました。

私は人前で文字が書けません。お茶出しなどもできません。周りの人がどうしたの?と驚くぐらい手が震えてしまうからです。書痙という対人恐怖症らしいです。
特に文字が書けないのは辛く、結婚してからも、ちょっとした子供の学校関連の書類やアンケートなど、その場でサインしなくてはいけない時焦ります。利き手を押さえたり、あえて逆の手で書くこともあります。
志乃ちゃんとは症状が違いますが、志乃ちゃんの葛藤はよくわかります。私も改めて前向きに頑張ろうと、思いました。
敢えて言うなら、他人はそれほど私に興味は無いという事。そう思って、乗り切ってます。
ハッピーエンドとまでは思えないけど
2021年10月22日
知り合いに同じような症状の人がいて、ものすごく同じような場面があり、その時の自分が頭の中で思ったこととか実際におこしたリアクションとかを思い出し、本当に恥ずかしいやら情けないやら、いろいろ考えさせられました。重たく感じず、漫画としてこういったケースも人間にはある ということを「知る機会」としてぜひ読んでもらいたいと思います。
初レビューです【ネタバレなし】
2021年5月16日
周りは当たり前にできるけど、自分にだけは出来ない。高校生というまだまだ狭い世界の中でその差は涙が出るほど胸を刺す。出来ない事から逃げる事は誰でも出来るけど、自分という人間は1人しかいない。逃げる事だけでは自分を救えない。1巻完結の漫画に描かれた1人の女子高校生の小さな日常からとても大きな事を学びました。
押見修造先生の描く思春期の少年少女のリアルな描写はまさに言葉に出来ない美しさがありました。
普通ってなんだろう
ネタバレ
2021年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ しのちゃんもかよちゃんも、菊池も、みんな尊かった…。かよちゃんのしのちゃんへの想いも素敵だし、しのちゃんの葛藤とか心情もホント自然で。菊池のアホだけど一生懸命相手に寄り添おうと頑張ってる感じがまた健気だなぁ。最後に、しのかよで歌ってめでたしめでたしじゃないのもまたリアルで良い。
私もなので
2020年7月3日
どうしてなったのか思い出したくないというか思い出せないですが私も中学生頃から喋れなくなってどもるようにもなっていきました
今もそうですが、周りの人が優しいと本当に救われますね
押見修造先生がこの話せない状態かくの上手なのはそうだったんだとも思いました 優しい気持ちになれます。
涙が出た
2019年9月27日
がんばれって言われても、もうがんばってるよ!でもうまくできないんだよ!ってこと、ひとそれぞれあると思います。
自分には知識がなくて分からないけど、相手には何か事情があるのかもしれない…そういう目線で周りの人と接することができたらって思いました。
できたら、番外編で来年の文化祭、二人(三人?)がみんなをあっと言わせる、なんてストーリーが見れたらステキ(^^)
勝手に涙出てた
2019年8月24日
押見さんの作品が好きなんですが
全然他の作品と違いました
とにかくいろんな人に読んでほしいです
吃音症・緘黙症
ネタバレ
2019年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 巻末のあとがきで、作者さん自身が「吃音症」だったと述べられてます。この作品を読んでる間は、しのちゃんは「緘黙」なのかな、と思っていたので、しのちゃんも「吃音症」なのでしょうか。当事者はとても困っているのに、なかなか周囲に理解してもらうのが難しいです。しのちゃんは友だちができて、すれ違ったりもするのですが、大きな一歩を踏み出していきます。作者さんのしのちゃんへの愛を感じる作品です。
多くの人に読んで欲しい名作。
ネタバレ
2018年6月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私の小学生の子どもも吃音があるので、こちらを読みました。強く心を揺さぶられ涙が止まりませんでした。
ラスト、大勢の前で吃りながらも堂々と発言した志乃ちゃん。
私の子どもも、吃りながらも胸を張って、壁を乗り越えて、自分の人生を生きていって欲しいと思いました。
誰にでもコンプレックスはあります。多くの人に読んで欲しい、全ての人を勇気付ける名作だと思います。
映画も家族で見に行こうと思います!
すごく
2017年5月20日
好きです。
言葉が出ないって辛いな。
ちゃんと話せるというのは尊い。
素敵な内容。すぐ読み終わった
2017年2月28日
特殊な事例だけど、誰にでもありそうな悩み・葛藤。障害やコンプレックスがあっても言い訳にしなければ人生は良くなる。(可愛いさに救われてる部分もあるだろうが健常者も同じ)
一巻で終わるのが勿体無い、もっと読みたい。
コンプレックスある人は必読
2016年1月4日
あとがきを読んでから本編を読み直すとさらに深みが増します。
この作品を通して、自分の知らない現実世界に触れることができました。自分の今までとこれからを見つめることができる作品です。
多くの人に読んでほしい。
もっと見たい
2015年10月26日
上手くまとめられた1巻完結なのですが、もっと見たかったです。この作者さんが好きな人には読んでもらいたいなと思いました。
泣いたし考えさせられた
2015年6月5日
初レビューです。
わたし自身、心の病で苦しみました。死にたいと日々思ってました。幼少期から他人の、親の目や顔色を過剰な位気にする余り本当の自分を押し殺し、成人になって爆発した感じになりました。
ただ周りのサポートに恵まれ、現在は何とか生きています。
自分は自分でしか変えられない、自分を好きになるのも嫌いになるのも自分次第。
自分が思う程周囲は自分のこと気にも留めてないと理解していても他人の目が怖く、最近また塞ぎ込みがちになってた矢先、某教育テレビで、この作品が紹介されていて、即買いしました。
たった一巻分の作品でしたが、絵も素敵ですし、内容はぎっしり集約され、読み終わりは号泣でした。そして上手く言えませんが、最後はスッキリしてました。
また頑張っていこう思いました。
世の中多かれ少なかれ、みんな悩みは付き物、だけどそれに飲み込まれたら人生辛いだけ、私は私でいいんだと、思わせてくれました。
でも、その気持ちすら踏みにじる現代社会だから…ね…辛いのです。
コンプレックス
2014年11月22日
作者が後書きで述べているように、様々なコンプレックスを持つ人に向けられた作品です。
志乃ちゃんと周りの友達が持つコンプレックスに向き合っていく姿に感動させられました(T . T)
短いながらも、感動もあり、自分に自信を持とうと前向きになれる作品です!
何かで悩んでる人はぜひ( ´ ▽ ` )ノ
誰でも苦手なことはある
2022年12月28日
あまり気にしたことなかったのですが、少し吃りがちに話す友人がいます。落ち着いて聞けばわかるし、状況等から言わんとすることは感じ取れるので問題なくコミュニケーションを取れます。私も苦手なことが多いので思うのですが、過剰に反応されたくない気持ちがあるので、普通に接してる中で、困り事があれば聞いて手を貸すくらいでいいのではと思います。たとえば暴れてしまう等の行為も、本人なりの理由があって、不安が解消すれば落ち着くことも多いものです。うまく言葉にできないことは想像以上に苦しいものだと思います。
本当に言いたいことしか言わない
2022年8月31日
言いたい事をつたえるのがこんなに大変なのか。志乃の必死な思いと辛さが痛いほど伝わってきた。よくがんばってるねと、声をかけたくなるほどでした。
できれば、体育館で志乃の歌声が聴きたかったです。
吃音症の少女の物語!素晴らしい傑作短編!
2022年5月10日
緊張で会話が出来ない女子高生の物語です!
素晴らしい短編です!吃音症の方の悩みを体験するためにも是非読んで頂きたい傑作です!

学園祭のシーンは素晴らしいですよ!!
個人的には百合作品だと思っています。
アフターストーリーで百合作品でないことは確定しているのですが、女性同士の絆と友情をテーマとしたシスターフッドな作品です!!
個人的にはアフターストーリーがなければ…素晴らしい百合作品だったと思います。
人生の転機を超えたアフターストーリーは希望が込められいて、素晴らしいのですが。


押見修造先生が吃音症で、ご自身のご体験を元に創作されているのですね。
ただ重要なのは(あとがき)で吃音症の物語として読まないで欲しいとのメッセージがあります。

押見先生ご自身が吃音症で、抑圧された感情が漫画家としての創作の原動力となった事が理解出来ますよ。押見先生の原点のような短編漫画です。
押見先生のファンなら(あとがき)は必読だと思います。ご活動応援しています!
吃音症の女の子の話
2022年5月6日
俺も小さい頃よく吃音症が出た事がある。
とても軽度で気にならない程度であったので周りも気にしないが親はよく俺に注意していた。
そんな事を思い出した作品で有る。
不思議な感じ
2021年12月10日
個人的には主人公にすごく感情移入できるわけではなかったのですが、すごく心惹かれるストーリーでした。好き嫌いわかれそうですが、オススメしたい作品です。
よかったです
2021年10月27日
こういった症状があることは知ってたけど、実際に会うこともなかったので、頭ではわかってたつもりでした。今後会うことがあった時、どう接していいのか少しわかったような気がします。気軽に何気なく開いた漫画でしたが、色々と学べて感謝です。
素敵でした。
2021年10月21日
想像以上に素敵な話でした(ごめんなさい)
菊池くん、かよちゃんも素敵で・・・・菊池くんの存在がかき回すけど、ホッコリくるという絶妙な立ち位置です。
あとがきも思わず読みたくなる内容でした。
志乃ちゃんが可愛い
2019年9月15日
志乃ちゃんが可愛いし、話も良かったが、押見作品にしては物足りなかった。話が短過ぎるのかな。
衝動がすごい
ネタバレ
2019年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 吃音で自分の名前が上手く言えない女の子が主人公
自己紹介を前に緊張するところは緊張が伝わってきて苦しかったです
最後の大人になった主人公のシーンすごいよかった
よかった
2018年1月11日
泣くほどではなかったけど、いい話でした。
志乃ちゃんの気持ちはすごく理解できるし、物語の冒頭から中盤まですごく周りの人の鈍臭さにイラつきを覚えたけど、それも作者のなせる技なんだろうなと。
志乃ちゃんの女友達も同時に救われていて、それがよかった。
この作者って割とこう言った、ある意味「普通」の話を描けるんだって方が割と驚きではありました。
人それぞれ
2021年11月26日
読み放題。吃音、音痴、空気が読めない…それぞれ悩みを抱える同級生たちのお話。大なり小なりそれぞれ悩みがあり、それを乗り越えていく展開に胸がじんとした。押見さんの他の作品とはちょっとイメージが違うけど好きな作品。読めてよかった。☆3.5
うまい
2018年10月24日
押見さんは、やはりうまいです。話の内容が哲学的であるものの押し付けがましくないです。
物足りなかったかな?
2018年5月11日
押見修造作品、好きです。
もっとドロドロした薄気味悪い感じを期待してしまったので、この作品としては面白かったのかもしれないですが、私が明後日のほうを見て読んでしまった感じですかね。。
志乃ちゃんは名前が言えないだけで普通の子
2017年10月14日
他の作品と比べ物にならないくらい簡潔!
コンプレックスありありの人間ですが、あまり刺さらなかったのはなぜかしら( ̄▽ ̄)
志乃ちゃんみたいに分かりやすいかは別にして、みんなそれぞれ悩みはあるんだなーと再確認( ̄▽ ̄)
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