ダークファンタジーと書かれているとおり、少女マンガとは思えないほど悲しい恋の結末ばかりです。歴史の裏に悲恋あり…。それぞれが心の奥に傷を負っていて、ようやく癒される相手に出会えたと思ったのに、想いを遂げられず…。誰一人として幸せになっていません。今のところ兄のエドワードだけ?(かろうじて本人的に)
ヘンリーとリチャードの涙には本当に切なくなりました。二人の年齢差など気になりません。
途中、ランカスター家のエドワードは、敵対しているにも関わらず憎めないキャラだなあと思いました。
内容は史実に沿っているのですね。世界史の教科書ではほんの数行なのに、こんなにドラマチックなストーリーになるなんて。
シェイクスピアの原作や舞台劇にも興味がわきました。
大人の私が読んでも心に響きます。早く続きが読みたいです!