テーマ重くて、思い悩む高校生が描かれた話だけど、この作品、読者が何歳で読んでるかでも感じ方が大きく変わりそう。
ストーリーは面白いし伝えたいことも伝わってきてる。
高校時代に友人の悩みに気付けず、友人を失ってから大切さに気づいた主人公が、同じ失敗をしないように失敗前の自分(過去)に手紙を送って失敗を阻止する話。感動するシーンも多いし友人同士のやりとりは笑えるテンポで面白い。
でも人生は選択の連続で、最善でないにしても良いと思う方を皆がそれぞれ選択して自分の人生を作り上げてるのに、未来からヤイヤイ言って選択を歪ませたり、ましてや命をかけた選択をした人を思いどおりに動かそうとするのは…でしゃばりな気がするな…。
何がいいとか悪いとかじゃなく、指示された方の主人公と友人たちの描きたかった未来が描けなくなったよね…。