ネタバレ・感想あり美少年のレビュー

(3.2) 33件
(5)
11件
(4)
2件
(3)
9件
(2)
3件
(1)
8件
私の存在
2024年12月30日
この物語の私の存在は戦後の日本に組み込まれたありがちな男で自分は上澄だけバンドやジャズを楽しんで美少年が重くるしくなったら容赦なく切るだけでなく自分の後ろめたさを振り切る様に砂をかけて犯し踏み躙ります
自分が悪いわけではないお前がオカマだから悪いのだと
私が踏み躙ったものは美少年だけでは無い
継がれるはずだった舞踊 何代も続いたお家 美少年の実らない切実な恋の願い 戦前の誠実な懸命な人々
自分の選んだもの(バンドや音楽関係の就職先など)だけが至高であると言うありもしない矜持を振り翳して自由を謳歌しながら彼女には品や奥ゆかしさを要求し最後まで自分を省みず時代のせいだ仕方ないと流して責任を一切取らず美少年の犠牲はなかった事にしてしまった
戦後の教育や風潮が産み出した得体の知れない怪物がこの物語の私なのではないかと思うのです
この得体の知れない戦後の日本を包む不穏な空気が産み出した怪物が本人は自分はごく普通のまともな人間だと思いながら年老いて亡くなるのかと思うと恐ろしくてたまりません
作者さんの漫画にする能力がすごいです
男性の私小説を女性の漫画家さんが描いた事で傲慢な性格の男性がもつ自分以外の人間が自分の犠牲になるのはしょうがない事という不遜な感じがより鮮明になって良かったです
いいね
0件
読み放題にて読める名作だと思う
2023年8月20日
耽美です。団鬼六の原作をもとに書かれた作品。美少年の外見を中原淳一の美少女イラストのイメージを参考にしたというあとがきに嬉しくなりました。昭和感が色濃く大変興味深かったのですが、マイノリティに対する扱いが酷すぎて気分が悪くなりました。忘れられない読み物。アングラ感満載。
傑作
2023年1月15日
完全にフィクションなのか、自らの経験に基づいた話でもあるのか、誰かの人生についてなのか…。読後、とても辛い気持ちになります
実話なので胸糞エンド。
ネタバレ
2023年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ これは男性作家が実際見聞きしたものを元に書いたモデルのいる実話=私小説なので基本的に胸糞悪いと思う人も多いと思います。
紙、原作、カラー版と持っていますが、本当に昭和初期頃の、赤線があった頃の、生々しい人間の扱い、人間の嫌な部分をしっかり描かれていて、それでいて、作者が見た、愛と欲と美しさに脳が焼かれて、囚われて、最後は後悔だけが朽ちることなく残っているのが伝わります。

ハッピーエンドしか求めていない人、リアルな人間の汚い部分を読みたくない、BLにファンタジーを求める人はやめたほうがいいと思います。ただの実話が綺麗に終わることなんて無いんだから。
胸糞悪さも呑み込めるかたなら。
2022年6月20日
胸糞悪い話に純粋に興味がある私は【悪】に近い人間なのかもしれません。残念ながら私はこの話がとても気に入りました。なぜならこの美少年に力強い気高さとそれと同等のエロスを感じたから。そして若くして過ちを犯してしまった人達のその後の人生に想像を馳せたから。好き嫌いや善悪で読み解く本ではありませんので万人にはおススメは出来ませんが、私は気に入りましたと公言したい。
昭和の官能小説の凄まじさったら!購入した
ネタバレ
2021年10月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生の頃、読みたくてもどーしても書店で買えなかった団鬼六先生。
読みホでこの作品が読めると知りほんとシーモアさんの太っ腹ぶりに連日震えている。
原作ではないにせよ数十年ぶりの思いが叶う。
しかもあの小野塚先生の作品として!
そりゃあ大興奮だよ。

読んだ。
官能小説の何たるかを知らず今まで生きてきたが、
凄い!凄かった!!
そりゃ生温いBL読みには刺激がキツ過ぎるってもんだわ。
自称闇の腐女子なんて言ってた自分が恥ずかしい。
厳密に言うとこれはBLではありませんな。
だって美少年はゲイではなく性同一障害。
つまり女性なのだから。
物語の舞台が戦後間もない昭和20年代である事を考えると、いかに日本舞踊で女形の花形とはいえ、生きにくい事この上ないに違いない。
現代よりも美少年を性の捌け口とするノンケが当たり前にいただろうし(戦時中は特に)、筋モンの傍若無人っぷりも今とは雲泥の差で横行していただろう。
そこに、戦後女性解放運動で強くなった女性のうち、他の女とは違うのよ意識を持った若くて愚かな女が参加する。
すっごい、舞台が整いすぎている!
あとは気弱なイケメン投入で完璧だ。
イケメンくんと美少年のアレやコレやは、身体が男性という負い目と、男とこうなってしまっている負い目でピリピリした痛みと倒錯的なエロスが心地良い。
女の心を持つ美少年が、女特有の思い込み(あなたの為なのよ)でイケメンを追い詰めていくのもヒリヒリとして良い。
さて問題の場面。
これ申し訳ないけれど、やっぱ初見は活字で読みたかったかも?
蛇のような執念とホモの汚名から逃れたかったイケメン、嫉妬ではなく最早男に彼氏を寝取られた憎悪で狂ったバカ女、とにかく面白ければ良いと割り切るS女、そして美と名声のある存在を組み伏せたいヤクザ擬き。
み〜んな若気というおぞましい馬鹿さで狂気を楽しんでいる。
その中で唯一、凛とした存在である美少年はたとえ剥かれようが縛られようが打ち据えられようが、ただただ美しい。
このコントラストがインビなのに熱を持って感動的に美しいのだ。
イケメンの知らなかった後日談もすごく良い。
脅されながらも従った美少年を想像し震えてしまう。
ホント凄かった!
これは創作物として楽しめる人だけが読んでいい作品なのだと思う。現実とごっちゃにしたら何も書けないし何も読めないよ…
よかったです
2021年6月6日
哀愁漂う素敵な作品でした。原作は私小説です。「私」が静かに忘れてやりたいと言って作品が締め括られる中、現実では作品として後世に残されることを選択しており、その矛盾が愛おしいなと思いました。好みは分かれると思いますが私は好きです。
素晴らしかった
2020年9月24日
超絶胸糞悪い話です。
しかし団鬼六原作なのでそこを割り切って読んでください。
展開は凄惨ですらありますが日本舞踊の御曹司・菊雄を小野塚先生が本当に美しくそして可憐に描いています。
作中で何度も女性より女性らしいと評される佇まいや表情の描き方が素晴らしければ素晴らしいほど後の展開とのギャップに辛くなります。
時代的に同性愛をタブー視されていたこと、若者の残虐性、人間の身勝手さそれらに振り回された美少年の話です。
団鬼六の世界
ネタバレ
2020年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ これはBLではなく団鬼六の世界。
BLの前に団鬼六を昔読んでいたので、漫画の絵に雰囲気を取り込もうと作者さんが凄い努力されてるのが分かりました。
美少年は悲惨な目に遭います。今で言う胸糞展開です。
団鬼六に出てくる悲劇の人だが、凛とした姿が崩れないのが凄かった。
星5つは作者さんの努力に。
良かった
2016年12月2日
一途なだけなのに、ゲイだと起こりうる展開。20代特有の残酷さと、それをいつまでも心の隅に留めておいてしまう、役にも立たない罪悪感がカワイイ。
読みごたえアリ
ネタバレ
2014年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 普段BLはあまり読まないのですが、絵が好みなので読んでみてびっくり。原作があるだけあって、中身が濃くて読みごたえがありました。美少年がひどい目にあわされるけど、その異常さにエロスを感じるというか…。妙なリアリティもありました。
危険なかほりにつられて
2023年7月20日
読み放題にて。昭和の背徳感マシマシな作品。情念を感じます。ただ自分はあまりはまらず。男なのに女の色香が凄い!ということなんでしょうが、私は別にそんなの気にしないので。闇耐性強めな人におすすめ。
いいね
0件
読後感が哀しい
2017年9月19日
美しい匂い立つような美少年の菊雄が可哀想。時代が違っていたら、幸せになっていたかも知れない。実際にモデルとなった人物が居たというのが驚き。要所で凛とした役者顔で対応する菊雄が格好良く、嫉妬した彼女への対応が小気味良かった。小説も機会があったら読んでみたい。
人間は残酷
2025年4月7日
引き込まれる内容で絵も美しいです。
でも凄惨な事件の経緯が描かれているので、読んでいてどんどん苦しくなってしまいました。嫌悪感で途中からまともには読めなかった。
せめて100%ファンタジーであってくれと思ったけど、一部は原作者の経験が含まれているらしく、余計に居た堪れない気持ちになりました。
そしてこんなひどい事件であっても文学という形で脚色されれば、それを「美しい」と言う人もいる。人間は残酷な生き物だと思いました。
それでも、これだけたくさんの人に何かを感じさせられるという点では、ひとつの作品として成り立っているのだと思います。でも決して私は「名作」とは言いたくない。思い出すたび仄暗い気持ちになる。そんな作品でした。
いいね
0件
好きか嫌いか、と問われれば…
ネタバレ
2022年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★「美少年」にまつわる40年前の回想と今の「私」を書いた私小説の漫画化。(読み放題対象です)

★「私」は「美少年」のことを知る悪友・山田と40年振りに再開して…。

★それぞれの思惑も行為も「あえて」の作品ですし、凄まじさと美しさの対比も、読者によっては「素晴らしい世界」なのだろうな、と思います。…私は、「その域」にいないみたいです苦笑。好きか嫌いか問われたら、「好きじゃない」と答えるかしら。だって…「美少年」が、あまりにも愛らしいのですよ…。耽美作品(特に少年・青年愛)において、美少年のような末路はつきものですけれど…その愛らしさ、凛とした美しさ故に、より不快感(悔しさ?)が募りますねぇ…。

☆描き下ろし含めて158ページ。小野塚先生の絵が好みで、この世界にも合っているな、と思いました。同タッグ(と言ってもアレンジのようですが)の『美剣士』は好きですが、本作は、やるせなさよりも嫌悪感が先立ってしまって…。好きな方はたまらなくお好きだと思いますので、他レビュー等ご参照の上、どうぞ。

☆作品としては拒絶できない魅力を感じる部分もあり、評価が難しいなーと悩みました。精進して(何に?)読み返したら★upになるかしら…。「読み時」ってありますものね。
昭和の時代ならではの濃厚な作品
ネタバレ
2021年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原作は団鬼六さん・・・昭和の人なら誰でも?知っている・・・私のイメージではポルノ映画の監督さんなイメージなのですが・・・キン縛好きなね(^^;こちらの作品も少々そんなシーンがあります。でも正直楽しいお話しではないので・・昭和の官能小説とかお好きな方ならばハマるのかと思います。
大学生で彼女もいる「私」ですが・・・同じ大学に通っている歌舞伎役者の菊雄の妖しげな美しさに惹かれて近づき・・・親密な関係になってゆきますが・・・
妖しげで美しいシーンはあるのですがキン縛シーンも無理矢理な行為なので・・逆に「私」にとっては悪い事と思いつつそそるものがあったのかも知れませんが・・・そんな人間のあさましい性や若者ならではの残酷さ・・・何の罪悪感もなく罪をオカす単純さ・・・そんなものを描いています。昔はこういった激しい内容の作品、結構あったかも知れないですね・・・若者の性の奔放さみたいなものを描いた作品とか。激しいけれどはっきりとした終わりが見えないもの。でも、なかなか難しい原作に挑戦しているこの作家さんの、描きたい情熱は好きですね。作品の中に色んなものを感じます。
疲れます。読後感は悪いです。
2021年4月4日
原作は未読です。この時代のなんともいえない暗い部分を作者さんの絵柄がきちんと醸し出してくれています。それにしても、かなり胸糞悪い話です。小説や漫画、映画等、全てがキレイにハッピーで終わる必要は無いと思う(ご都合主義的に終わると薄っぺらく感じてしまうことも)けど、この作品で1日を締めてはいけません。読後感の良い作品を読んでから眠りにつきます。
うーん…
2020年7月12日
う〜ん。正直☆の数に迷いました、いまだに答えが出ません。今回はごめんなさい、答えが出ないので真ん中の☆3で。切ない内容です。
原作もの
ネタバレ
2019年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小野塚さんの読み放題対象の作品、ハピエンのものは少ないしレビューを読んで覚悟してましたが、何度も中断しやっと読み終えました。好きという利己的な感情、人間の性欲や醜悪さ、見たくない底まで描こうとする原作に、小野塚さんの画力が加わって衝撃的でした。何より辛いのが、愛した男にウザがられ最もひどい裏切りを受けるしかなかったこと。今で言うストーカー気質な菊香の思いを受け止め愛してくれる人がいないバッドエンドは現実的かもしれないけど、歳を経て他人ごとのように懐かしく思い出す二人の男には腹が立った。
難しい
2018年3月3日
絵もとてもキレイで、原作が小説なだけあってしっかりしたお話です。昭和20年代のお話なので雰囲気も素敵です。ただ後味がすごーく悪い。私小説なので心理描写にリアルな繊細があることも、絵で魅せられる分、しんどい┅私小説というと聞こえが良いけど、昔はこんな悪だった自慢、それただの犯罪でしょと思ってしまう。
読後感は良くない
2016年5月2日
話の構成も絵もしっかりしてると思う。
だけど、この”美少年”がとても可哀想で
読後感が非常に悪い。
表紙に惹かれて
2015年11月19日
読んでみました!不思議な世界観だったけど、嫌な感じはなかった。途中、人間の残虐さを垣間見た感じです
いいね
0件
本当に胸糞でした
2021年1月29日
表紙の雰囲気だと魔性の美少年の「痴人の愛」みたいな話かと思ったら違った。レビューを読んで覚悟はしてたけど、聞きしに勝る胸糞ぶりだった。
長期間に渡って罪のない被害者を複数人でいたぶる、というのは現代のいじめと同じ構図ですね。
被害者にとっては地獄の苦しみでも、加害者逹にとってはさしたる罪悪感を持つほどの意味すらない、というところも同じ。
不実な男を愛する危険性も知らずに主人公に身も心も捧げてしまう哀れな菊雄は女性的な愚かさで逃げ腰になっている主人公にすがり付き、小賢しい小細工で怒らせてしまう。
好きな男に肉 体 関係を持っている恋人がいるとわかった時点で見切りをつければいいのに、男に執着して男の恋人であるアバズレの恨みを買ってしまう愚かな菊雄。
この子はうんと年上のパトロンに囲われながら、時々若い男と浮気したりままごとみたいな駆け落ちをしてはうまくいかずにパトロンの元に帰りエッチなお仕置きされる、くらいの人生が一番幸せなんじゃないだろうか。
一番出番の少なかったまり子が唯一、菊雄に対する愛情の片鱗よのうなものを感じさせるのが微かな救いかもしれない。
あの世で菊雄に会ったら、と言った山田、会えるわけないでしょう、あんたが行くのは地獄なんだから。
😔
2017年7月31日
絵はとてもキレイでしたが、美少年のコがかわいそ過ぎて💦最後まで可哀想で読んでいて辛かったです😔
後味
2014年4月12日
扉絵に魅了されて、購入を決意。
美しく綺麗です。そして人間の汚さが描かれていて、作品という感じ。しかし、普段からBL作品を読む私にとっては、後味の悪いものでした。
まず、ラブラブさはない。ハッピーエンドでもない。明確な挿入シーンもない。主人公?を好きになれない。美少年が不幸になっていく様に、読み進めていくごとに、萎えていきました。
幸せなお話を求める方は考えた方がいいかもしれません。
題名と表紙で読んでしまい後悔
ネタバレ
2023年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋に一途な青年菊雄を陵じょくし奴隷とし死に至らしめた事を四十年前の事だと懐かしい思い出のように話す当事者にむかっ腹が収まらない。
罪の意識が無い最低最悪で下衆な奴らがその年まで普通にのさばっている事がどうにもこうにも許せず怒りしかない、こんな理不尽な話ほんと読まなきゃよかった。
なんかもうイジメを連想してしまって架空の話と捉えられない。
犯罪を犯しても時間が経てばただの過去だと死んでしまった人間を軽んじてるのは胸糞でしかない。
人の苦しみに快楽を得る奴には地獄を与えてやりたい。
なんの罪も無い純粋に人を好きになっただけの菊雄が本当に可哀想で可哀想で辛いです。
罪の無い人間を甚振り弄び死に至らしめる話の何処が良いのか理解出来ない。
胸糞悪さしか残らない
ネタバレ
2022年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 育ちがいい青年がタチの悪い男女数人にいたぶられ、亡くなった事を昔は色々あったね☆と懐かしんでいてまさに全員が鬼です。
現代でも似たような事件はありますね。
胸糞悪い話しが好きじゃないと、これは読んだら後悔する本です。
正気じゃない
2021年9月26日
なんだこの駄作。
昔ならいいってもんじゃない。
人の尊厳を奪っていいものじゃないし、せめて遊郭や陰間茶屋の話にしてくれ。
設定からおかしい。気持ち悪いだけだった。読まなきゃよかった。
鬼団六の作品を漫画にしたらしいけど、そもそも原作からイカレテるから。
ごく一部のファンと怖いものみたさの読者がいるキワモノだから。
犯罪
2020年1月4日
漫画家には罪はないが原作が最悪。原作で読んだら余計腹立つ(無料じゃない)だろうと思った。そのように気になった作品を読み放題で読めてよかった。胸糞であるに違いないと思って覚悟して読んだらやはり胸糞だった。山田、マリコ、クミコ、主人公、みんな犯罪者のくせに、かっこつけて生き延びていて胸糞。今からでも刑罰を与えたい。
漫画じゃダメですね
2019年12月17日
団鬼六さんの原作ですが、この様な話は文字で読むからこそのもので漫画で読んではダメですね、絵はダイレクトに視覚にくるので。小野塚先生の絵とストーリーはとても合っていると思います。この時代の風景、人物、菊雄の描写、どれも素晴らしいと思うし、小野塚先生作品の中では断トツではないかと思えます。ですが、漫画で読むと菊雄以外の登場人物、自〇に追いやったであろう原因、歳を取り、自分らは清らかな人生歩んでるとでも言うのか、家族に見守られ、純愛を踏みにじった当人は最後の最後まで綺麗事で締めくくる。こんなにはらわたが煮えくり返るような嫌悪感を感じたのは初めてです。そこまで感情を揺さぶる時点で素晴らしいのでしょうが、評価をあげたい気持ちにはなれません。原作は知りませんが、オリジナルになってしまっても菊雄が救われて幸せだったというシーンが欲しかったです。菊雄を思うと涙が出ます。
嫌悪感しかない
2019年10月9日
何で先にレビューを読まなかったんだろう・・。
読んだのをしばらく後悔しました。
中年になって懐かしい思い出話のように話す2人に嫌悪感しかなかったです。
「お前か俺かが原因」って100%2人(もう1人マリ子も)が原因でしょう!
菊雄はあなたたちにあの世でまで会いたくないよ。
最後まで胸糞悪い話でした。
絵もストーリーも秀逸
ネタバレ
2017年12月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ なのでしょうが、胸糞悪すぎます。読後感最悪で受け付けませんでした。残念。
過去を振り返る主人公目線でノスタルジックに物語は展開します。綺麗な絵柄とストーリー運びに感情移入しましたが、その分、エグすぎて冷静になってしまいました。イジメを見せられてるんでしょうか。と思いました。
胸糞過ぎて読んで後悔
ネタバレ
2017年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題にて。表紙絵と禁断の愛という言葉に惹かれて読みましたが、愛などなくただただ胸糞なだけでした。いや、正確には攻めを愛する受けの愛はありました。一方通行な愛を屑に弄ばれ自死する受け、それを死の間際に昔のDQN自慢のように語る攻めと友人。そこにカワイイなんて表現出来るような物があるとは私には思えません。愛のない下衆好き以外は読むのやめた方がいいです。
レビューをシェアしよう!
作家名: 小野塚カホリ
ジャンル: BLマンガ
出版社: ジュネット
雑誌: JUNEピアス