1巻177、2巻163ページ。
BLジャンルに分類されていますが、エロは当然のことキスもいわゆる恋愛感情も下ネタすらありません。一応ボーイズのラブ要素である、宇津保くん(サブキャラ)から教授(サブキャラ)への恋心は入っています……が、宇津保くんは女子キャラだった方が個人的にしっくりきます。
新しい寮に入りそびれた二人の、二人っきりのオンボロ寮生活〜オカルトを添えて〜 という設定のもと、「お前らほんとに仲良いな!」という気分を味わえます。女子同士の友達関係に疲れた時に「男子は良いなぁ……」と憧れたタイプは楽しめるのではないでしょうか。
何気ないやりとりが楽しそうで好ましく、脇役たちも嫌味なくちょっと変わってて面白い。
正直、これが一般作品でオカルトもしくは大学生活メインに二人の仲良さを添えてあった方が好みではあります(BLジャンルだからオカルト部分や二人の家族とか学校生活が流されてしまった感があるので)。でも疲れた時に安心してぼんやり読める日常系として、なかなか良いと思います。ラスト数ページのきれいな〆も良かったです。