連載当初、学生の頃はこの作品を読んでいて、なんだか理解できそうで出来なくて、うーんと悩んでいました。そして、曖昧な関係や他の人も絡む感じの物語に…どちらかといえば、モヤモヤするので苦手でした。寺田さん、めっちゃシェアハウスかき乱してるやん!本行はっきりしないのなんなの!?という感じ。学生の頃ははっきりとすき!付き合う!というTHE恋愛漫画が理解しやすくて好きだったんだな、と。けれど大人になり、いろいろな経験を重ねた現在、読み返してみると「わかる」し、理解しきれない言動があっても「なるほど、そういうこともあるよな」と納得して読むことができました。それぞれの背景や言動も分かる!長谷さんが一番根深いものをもってますね。私的には、長谷さんに気持ちをぶっちゃけた寺田さんに拍手!!恋愛漫画ではあるけど、一つ一つの物事にたくさん考えてぐるぐるし、そこから自分なりの進み方を見つけて進む登場人物たちの成長譚だな、とも思えました。今は登場人物の考えていることや行動原理が理解できるようになってよかった!寺田さんの考え込むところや自己肯定感の低さに共感。本行もまたしかり。読んでいて考えさせられる。成長したからこそできることですね。また、時が経って読み返してみたら、見方も変わるのかな、楽しみ!改めて読み返して良かった、面白かったです。これからの4人に幸あれ!