作者様買いです。ヤンキーDKの男臭さがカッコいい。
一匹狼の戸頭に負かされた先輩のために『人質』となった陣場。高介先輩を崇拝する姿は、今時こんなに憧れる先輩がいるのかなと思うほど。男が男に惚れるって、こういう事なのかな。女性にはわからない男同士の絆があるのかもしれないですね。なんせ女は嫉妬の生き物ですから…
誰ともつるむ事のない戸頭も、律儀な陣場をからかいつつ、絆されていきそうで、近づきそうで距離が縮まらないモダモダ感。陣場が孤独な戸頭を知りたくなってきた変化がいい。人質解消に寂しく感じ、憧れの高介さんとの狭間で揺れる陣場が、なんだか可愛くて、切なくて…
戸頭の孤独な心を埋めてくれた陣場を、手放した戸頭も切なくて、一人でいるには辛すぎます。突き放された陣場が、捨てられた子犬みたいで何とも言えない気持ちになります。
離したくない、そばにいたい。きゅ~んです。
高介さんも寂しいけど、親心のように素敵でした。誰かの下に着くとか着かないとか、そんな狭い枠は取っ払って、楽しく先輩後輩でいい!と思います。
離れてしまった戸頭の元相棒にも会えるといいな。
巻末の4コマ漫画が可愛くて癒されます。