ネタバレ・感想あり花井沢町公民館便りのレビュー

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淡々と
2024年8月15日
劇的ではなく淡々と語られていきます。
断言せず、読者の想像に任せる静かな描き方が好きで、何度も読み返します。
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違国日記から
2023年2月4日
先生の作品で、違国日記が、大好きなので、こっちに、来ました!こんな感じの作品もあるんですね~(>_<)!大好きです!
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どっちだ!
ネタバレ
2022年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。1話完結の連載モノです。そして、たびたび登場する【希】がこの物語の主人公なのかな?表紙は全てこの希ですよね?皆さん書かれていますが、3巻だけ境界線のこちら側に来ているのが気になるのですが、表紙の黒線の向こう側なのが 凄く気になるのですが…。花井沢町の最後の1人になった希が、お母さんの日記だけでなく、町の記録も処分してしまっている所を見ると、やはり…と思ってしまいます。大好きなヒトと一緒にいられる幸せと、大好きなヒトに触れることが出来ない絶望感。唯一の連絡手段である携帯電話を置いていった所を鑑みると、やはり【希】は戻ってこないのでは?と思えてしまいます。唯一の希望は、描きおろしでの厚労省の中井さんの一言ですね。もしかしたら?とも思えるし、いやいや…とも思えるし。また何年後かに読み返した時に自分がどう受け取るのかも興味があります。とにかく色々と触発される一冊ですね。オススメします。
繰り返し読むべき作品
ネタバレ
2022年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初に読んだとき、「えぇぇ!こんな終わりかたなのぉ」でした。
でも、2度目に読了して気付いた。3巻の表紙。
本編のラスト→おまけのページ→表紙と繋がっていると思うと救われた。
伏線や心に残る言葉があり、何度読んでも引っかかるところが変わり、繰り返し読みたい作品です。
ダメです!
2022年2月2日
私の想像をはるかに翔び越えていて。物凄いテーマを扱いましたね。何回でも読み返して考えていくと思います。
作者さん、ありがとうございます!
アンダー・ザ・ドームと思いきやBENT
2022年1月5日
外界からある日突然隔絶されるコミュニティという理不尽さは、ベルリンの壁や、スティーブン・キングのアンダー・ザ・ドームの設定を借りているのかな、と思い読み始めました。連作短編の形ですが、時系列は前後します。なので何回か読み返しました。基本、閉塞感のある異様な状況での日常生活が淡々とつづられますが、感情を揺さぶられるような話も出てきます。頻出する主人公は3世代目の希、花井沢町の最後の一人となった彼女の最終話は圧巻です。境界をへだてた相思相愛の相手と、日常生活を送り、同じ食事をし、同じベッドで寝るのに、触れ合うことができない。彼女の慟哭は、ナチの収容所を描いた名戯曲「BENT」を想起させます。他のレビュアーの方のネタバレにもありますが、ハッピーエンドを示唆しつつ、彼女が境界を越えられたかどうかを読者の判断に委ねているのはうまいと思いました。名作。
一度でも きみとキスしてみたかったな
2021年10月26日
「さんかく窓の外側は夜」の作者様。
2055年、花井沢町はある事故に巻き込まれ、生物はその区画から出ることも、入ることもできなくなる。
その閉ざされた町の中で生きる人々の短編集。全体的に怖いくらい明るく軽やか。

最初に、一人の女性が出てきます。
その女性の放った言葉。
読み進んでいくうちにその言葉の意味がどんどん深く、重い意味を持ってくる。

物語のラスト。
私は最初「え、これで終わり!?」ってなりました。
モヤモヤしすぎて☆4つにしようかと思ったくらいぶち切れてます。
でも他の方のネタバレレビューを読んだとき、ああこれは…この終わらせ方しかないなと納得。
なので読み終わったあと、モヤモヤが残ったらネタバレレビュー参考にしてみてください。
ネタバレレビューしてくださったレビュアー様、ありがとうございます。

この作品、本当に見事でした。
「さんかく窓…」も大好きな作品ですが、私はそれよりも好きです。
さんかく窓より孤独感が強い。
ダーク系の作品がお好きな方ならきっと気にいると思います
3巻の表紙に驚きました!
ネタバレ
2021年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ この感想は私の勝手な解釈なので
ネタバレなのかは微妙ですが、ガンガン最終巻の内容ツッコんでいっちゃうのでネタバレ注意でお願い致します。



希ちゃん(登場人物の名前を覚えないタイプなので虚覚えです)、3巻の表紙で壁の【外】に出てますね!
それでいて心なしか柔らかな表情で
笑っている様な気が‥と思い読んでいたら‥

やはり大好きな相手が目の前に居て、
生活しているのに「触れることが出来ない」。
という現実に逃げ出してしまって
えぇええぇ!!と、なったんですが
おそらく希ちゃんは永遠に居なくなったわけではなく
大切な相手との辛い現実から「逃げていた」だけかな?と。

最終話の会議?の描写で「中から外にいく」方法の会話の際、外聞を唱えていた女性がガツン!と一言喝を入れて終わっているので
希ちゃんのこれまでの性格を考えると
ぶっつけ本番でも、実行して最終的には壁の外に出られたんではないかと思います。
その後として表紙にあの絵を持ってきたんだと私は信じております!(笑)

とにかく、1話1話に「?」と思う箇所を取り入れ
読み手側をとことん楽しませてくれる漫画でした。
実際はあり得ないようなお話ですが、
どこが怖いくらいにリアルで、色々と考えさせられました。おすすめです!
最後にびっくり
ネタバレ
2020年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 向こう側にいけない、という状態がだんだんと閉鎖的な空間にしていく過程に息苦しくも目が離せません
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読み応えのある作品だった!
ネタバレ
2020年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特殊な状況設定だけど原発事故後の福島や、コロナで孤立した自治体を思わせて、いろんなことを考えた。重くなりそうなテーマを軽やかに、ときにユーモラスに描いているけど、そこにはどうしようもない切なさがあふれているところも好き。
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切ない
2020年10月5日
この作品を読んで、世界が少しずつ消えてしまう、少しずつ確実に、というゾワゾワした感覚を覚えました。
でもその中にいる人達は適応し、それなりにそれぞれの日常を淡々と送る…っていうのがすごくシュールで面白かったです。
狂った世界で、正気でいる、という描写が巧み。
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ある日突然人々はー閉じ込められた!
2020年2月23日
とにかく凄く世界観、スケール!!!
町の人たちはなんという苦しみの中で、淡々と生きていかねばいけなかったのか! 絶対読んで損はなし!
私たちも、いろんな感情を抱えつつ読みます。
とても、愛おしいお話です!
すごい
2019年12月31日
始まりはスティーブン・キングのアンダーザドームみたいだなと思いながら読んでいたんですが、主人公が固定ではない何代も続くお話で、こちらは絶望感が半端ないです。
最後に残された希が切なくて‥
これで終わりなのかなー。救いはないのかなー。
何度か読みたくなる忘れられないお話です。
繰り返し読みたくなる
2019年9月9日
最後まで読んだあと、また最初から読みたくなります。登場人物を把握した上で読みたい。
うまく言葉にできない物語。作者も、言葉にできない思いをこういう形にしたのかなと思います。
単行本を読んで良かった
2019年8月1日
以前、アフタヌーンで一話読んだことがあり、気になっていたので、単行本で全部読んでみました。読んで良かったです。
切ない
2019年5月30日
ほのぼのとした雰囲気で始まったと思ったら、ラストがとても悲しく、考えさせられました。作者の漫画の中で私的トップ3に入るくらい好きです。どうしたらこんなに一人一人のキャラクターの気持ちを繊細に描けるのか、感服します。
切なくて、やさしくて
2019年5月10日
切なくて、優しくて
心にずんとくるけど
飄々としている
そんな、独特な作品です
面白い
ネタバレ
2018年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ これで終わりなの!?
口コミに、「最後は希望がある」というのをみて勇気を出して買ったけど、
希望ってラスト2Pのことか!?
希夫婦(?)があの形態で暮らすことは私も読んですぐ想像できた、素晴らしい形だと思うけれど、
希が姿を消したまま終わるのは悲しい。
とても悲しい。
最後まで描ききってほしかった。

(もし映画化する時は、救いのあるラストまで描ききってと切望する)
とにかく
2018年3月17日
読んでもらいたい。騙されたて思って読んでもらいたい。人間の心理や絶望感、それでも希望を願わずにいられない状況、考えさせられる漫画です
つらい
2018年2月2日
ある小さな町に突然訪れた終末の物語です。さまざまなエピソードを重ねて、絶望が町を覆っていく様子をゆるやかに、丁寧に描いています。
ものすごい絶望
ネタバレ
2018年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ と孤独。でも人間は自分を騙して生きていくことができる。
最後の2ページに希望を託し、どうぞ間に合います様に。
めっちゃ怖くて切ない
ネタバレ
2017年4月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終始凄く怖い描写やましてやグロイ描写などはなくむしろ淡々とした描き方なんですが、読み進めていくうちにその起こりそうなリアルさと「もしもこの小さな町に閉じ込められたら」と想像してぞっとしました。
一方で、隔てる壁が完全に分厚いコンクリではなく透明でとても薄いので、相手を見れて声も聞けるのに触れられないことがこんなにももどかしく悲しい気持ちになるとは思いませんでした。分厚く高い壁だったなら相手の存在自体を認識することすらなくてむしろ幸せだったのではとも思ってしまいます。
価値観が覆される。
ネタバレ
2017年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルから、ゆるくてのんびりした田舎暮らしの話か何かと思ったら大間違い。
技術開発中の事故で命あるものが出入りできなくなり、はからずも隔離されてしまった町の人々を描いたもの。

「最後の一人」を登場させた後、時系列はばらばらで、世代が移り変わっていく様子が描かれる。
怖くて切ない。そして、今自分が置かれているなんでもない日常が自由であることに気付かされる。
好き。
2017年1月18日
ヤマシタトモコさんの作品はどれも好き。これはその中でも特に好き。非日常なのに日常、という表現でいいのかそこに生きる人の日々が面白かったり哀しかったり切なかったり...どうか幸せな最期であって欲しいと願うラストでした。
シンプルな
2017年1月12日
絵柄でシンプルな日常を丁寧に描いている作品です。まったりした気分で読めます。
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切ない
2021年6月4日
閉じ込められた町で暮らす人たちの心境や暮らしが細かく描かれていて、ありえない設定なのにリアルで切なく、少しぞっとした。
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最終巻の表紙が答え?
ネタバレ
2020年10月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 隔離された町での人々の生活を描いたオムニバスの話ですが、最初とその後にも何回か出てくる町の最後の住人となる希が一応の主人公です。時系列になっていないので、わかりにくい所がありましたが、色々考えさせられました。希と境界の向こうの恋人総一郎の話で終わります。最後、希がどうなったのかよくわからなかったので、ネタバレを検索してなるほどと思いました。2ページのエピローグ「はじまりとおわり」で議論されている実験がうまくいって、3巻の表紙に描かれているように希は境界線を越えることが出来たということでいいのかな。最初、絶望した希が命を絶ってしまったから、最後「…ちいさな町でした」と過去形なのかと思いましたが。また最初から読み返してみたいです。
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独特の雰囲気
2019年8月26日
終末までの、ゆるやかに絶望感が増していく町の様子を描いてあるお話。時系列がバラバラに進んでいくので、時々読み返してつながりを確認しました。他の方も書いてるように、ラスト、どうか間に合いますように!
作家買いです
2019年8月3日
オムニバスです 面白かった
このかたのは ザラッとした心に残る部分と
軽妙な感じがとても楽しめる
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深海にいるみたい
ネタバレ
2018年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ まずこの設定を考えつかれたのがすごいと思います。
独特な世界でありながら、人々の暮らしは普通すぎるくらい当たり前のような日常。静かに降り積もるように、ゆっくり訪れる絶望。
ラストは救いがあって、本気でホッとしました。
すごいつらい
ネタバレ
2018年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1話目だけだと意味がわからなかったけど、読み進めて、また最初から読み直すと、ああそういうことかと。1話ずつの表紙の絵の公民館の様子で時間の移り変わりもわかる。戦争とか災害とかで取り残される物語って色々あると思うけどそういうのとは違う。こんな風に「外」と物や情報のやりとりはできるのに、境界まで行けば相手の顔も見れるのに、だけど閉じ込められてる。この苦しさ、悲しさ、つらさ。そこでどう生きたらいいのか?なんて残酷なんだろう。どうやって物語が終わるのか気になる。追記:最終巻読みました。やっぱ辛かったな。残酷で哀しい。
淡々とした生活の中の絶望
2017年10月18日
見えない壁に覆われたある町の人々の物語です。生活は国が保証してくれる、物は満たされる。でも、それ以上が望めないという絶望が胸を締め付けました。
花井沢町
2017年4月9日
無料版読みました。東日本大震災をベースに構想されたであろう物語。目に見えないけど確かにそこにある境界。中の人と言われること。逃れられない境遇。どこでもありうる普通の日常生活や異常な出来事。淡々と語られるストーリーに息苦しさ、やりきれなさ、優しさ、力強さを感じ、考えさせられる。
面白いです
2017年2月1日
作家さん買いです。ストーリーの流れが流石です。何とも言えない感情の流れが上手な作家さんだと思います。言葉少なめで通じます。
エンターテイメント作
2017年1月23日
恋愛もの専門ですが、これは映画を見てる感覚になり好きですね。
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私に理解力が不足しているのか
ネタバレ
2016年12月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続きが気になって駆け足で読んだせいか、よく分かりませんでした…。
こわい話で絶望的かと思えば楽観的だったりして、意外と沈みすぎることなく読めたんですが…。結論を求めちゃダメってことも含めて、このお話があるのかな。
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設定の活かし方
ネタバレ
2016年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 海外ドラマのアンダーザドームを見た後に読んだ。似たような設定なのに、こっちの方が深い、あるいは日本人好み。時間軸バラバラなので、後でほかの話と繋がったりするのも面白い
隔離された町
ネタバレ
2016年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時系列がバラバラに進みます。
初期の楽観的な人達、中期の荒れた人達、後期の絶望を味わう人達。
しかし壁は無くならない。それぞれの運命を受け入れるだけしかない。
巻末の実験がうまくいって希ちゃんが出られますように。
愛する人に触れられますように。
楽観的でないと生きられない
ネタバレ
2016年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時系列がバラバラなのが この作品の救われるところです。
ホンの数年前、原発事故のあとシェルターで包んで放射性物質を閉じ込める案を話していた学者がいたのを思い出しました。
閉じ込められて放射性物質の濃い濃度の中、閉じこもり作業する人の命は? 
 生きるために、生きる実感を得るために、試行錯誤する姿は涙ものです。
んでも、もう少し続いてよ!希ちゃん!どうなったの?せんせー!教えて!
知的。
2016年3月11日
現実をつきつけられるんですけど、反面、民族的な楽観性もリアルだから、なのか、普段私が怖がってることを、怖くなくさせてくれるというか、うやむやにするわけでもなく、より怖がらせるなんてことはもちろんなくて、笑ごとにしましょう、というのでもなく、淡々と、怖がらないっていう選択肢がある。って思わせてくれるというか、、、。

ああ、世の中、そういう感じなんだ。って、なんだか、怖がってた自分から少し移動出来ました。
切ない
2019年8月21日
人の心理をとらえるのがとても巧い作家さんですよね
いろんな話がオムニバス的に入ってますけど、どれもこれも切ないし、やるせないな〜と思います
でもこれが現実なんだよな〜、という説得力があります
フィクションなんですけどね
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人による
2016年12月15日
私は、好きだ。ただ閉鎖したまちの、限界で静かな日常なので、穏やかに怖い話し。好き嫌いが別れる。
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最後は?
2016年12月11日
最後はどうなるんだろう?ハッピーエンドになりそうもない展開。
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不可思議な日常
2016年12月7日
不可思議な条件下でのほのぼのとした日常があります。外を知らないからこその悠々感が逆にリアルです。
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不思議な設定
2016年12月4日
無料分だけとりあえず読みました。珍しく現実感のないようなはなしですが、設定としては面白い。これからどんな風になっていくのか楽しみです。
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1巻だけ
2023年2月26日
1巻だけ読みました。
何作品か好きな作品がある作家さんですが、こちらはあまり楽しめませんでした。
ダークな設定はともかくなんか辛気臭いというか気分が落ち込む感じで苦手でした。
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よくわからない
2018年3月14日
一巻しか読んでないんですが『それが何?』という感想しか持てないエピソードの羅列で、たぶん二巻目以降それらの伏線を回収していくのかもしれませんが…『刑務所用に作られた閉じ込め装置』なんてSFチックな設定はいいのですが、何と言うか、設定だけの雰囲気マンガって感じです。
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作家名: ヤマシタトモコ
ジャンル: 青年マンガ SF
出版社: 講談社
雑誌: アフタヌーン