作者様買いです。舞台は江戸時代の京、岡っ引きの親分とあやかしである“ねこまた”のかわいい人情話。構成は四コマ漫画と長編になっています。
以前から気になっていた作品で、やっと拝読できました。一軒に一匹憑くというあやかし・“ねこまた”たちが愛しくて堪りません😻しっぽは二股に分かれ、定位置は屋根の上だそう…🐱
岡っ引きの仁兵衛親分とのやりとりがホッコリで、何しろ癒されます。ですが周りの人々にはねこまたが見えないので、親分の独り言だと思っている…(笑)。
また江戸時代といえばやはり江戸の街が舞台の物語が多いですが、この作品では京。その面でもとても興味深く読めました。京ことばが新鮮です。
優しくてあったかくて、切なくてホロリとさせられる、不思議な生き物・ねこまたのお話。何度も読み返してしまうほど素敵なお話でした。