このレビューはネタバレを含みます▼
みなさんのレビューは詳しく読まずに購入しました。ただチラッと見たとき涙マークが多かったので、せつない涙系物語なのかと思い、わりとそういうのすきなので楽しみに読み始めましたが。。
確かにたくさん泣いてしまったわけだけど、切なさとかの涙じゃない。こんなにあまりにつらくて惨い悲しみってBLでは初めてだよ。。なんだよそれ。。フクと葵が何したって言うの？こどもの頃、ふたりともただ一緒にいるだけで嬉しいしあったかいっていう、ほんとうにささやかな幸せや温もりを求めていただけなんですよ？どうしてこんな惨い結末を迎えなきゃならないんだよ。。クッキーの缶とか‥なんだよそれぇ。。。
葵を失い記憶を取り戻すにつれどんどん壊れていくフク。勤務先のご夫婦や大家さんなど優しい人々は周りにいても、葵のいない現実など生きる意味はないと。死ぬことより生きることのほうが遥かにつらく悲しいと。そういう物語。死してふたりは共に生きると信じて。。そうじゃないとつらすぎますから。
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