薔薇王の葬列
」のレビュー

薔薇王の葬列

菅野文

リチャードの求めるものは

ネタバレ
2020年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大盤振る舞いの無料、面白く一気読みしました。世界史では嫌われものの王様リチャード3世、本作では両性具有という設定に! 美しい絵柄&中世ヨーロッパの宗教観をバックにすると、すんなり入り込めます。王座をめぐるドロドロの権謀術数のただ中に、これまた愛憎も巻き込み大カオス。キーマンとなるのは3人のヘンリー(6世王、バッキンガム公、リッチモンド伯)なのかな? 原作のシェイクスピアは悲劇ですが、本作のリチャードの求めるもの、得られるといいけどな…
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!