片道映画一本分
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片道映画一本分

日乃チハヤ

BL界のサモトラケのニケ

ネタバレ
2020年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ (以下面倒臭い感想が続きます(語りたくなる漫画))BLの好きなところは、友情、絆、加えて恋愛、しかし大っぴらには打ち明けられない。愛の複雑尊み全部のっけ丼なところです。そんな愛を感じる漫画です。
物語は、これからって時に終わりますが、男同士の友情みたいなそうでもないような微妙なブロマンスが描かれており、気づけば誰も入り込めない籠城が完成していました。BLではない?いえいえ、何かが始まりそうな秘密を抱えた2人の関係性、これはもう大変にどえろいBL。ジャンルもBLです。青年漫画でも少女漫画でもないんです。我々が欲する答えがそこにあると、この先のステップが描かれずとも描かれていると考えても良いのではないでしょうか(必死)
頭のないサモトラケのニケのように、あの後2人がどんな姿になるのか想像してしまうからこそ、物語はここで終わるのが美しいのです。頭は、ないままで良いのです。
読み終えた瞬間どえろサクセス妄想ムービーが頭の中を駆け巡るので、名作に影を落とす前に読み返して2人の出会いまで巻き戻るようにしています。
でもさあ思ったんだけどあの後
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