さんかく窓の外側は夜
」のレビュー

さんかく窓の外側は夜

ヤマシタトモコ

たかが呪い、されど呪い

2021年3月12日
ヤマシタトモコ先生の作品はこれが初めてでした。1巻を試し読みしたら続きが気になって最後まで読んでしまいました。作者さんはこれはBL作品だとおっしゃってますが、外見はBLでも内容は「呪い」というメタファーで人間の繋がりを深く描いたものだと感じました。それが「呪い」でエンターテイメントになっているから凄い。刺さるセリフ、本当に怖い描写、BLという括りで嫌厭してはもったいない作品です。
二児の母としては主人公の母親の見返りを求めない無償の愛を見習いたいものです。
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