このレビューはネタバレを含みます▼
数ヶ月前にフォローしている方のレビューがきっかけで『ノットイコール』を読んで池先生のファンになり、フォローさんに人気の媚シリーズもその時にクーポンを使ってまとめ買い。
でもヤクザものだしシリーズものだし、読むのにエネルギーと時間がいりそうだなとしばらく寝かせていて…気付けば数ヶ月。
やっと読み始めましたー!
ひとまずシリーズ1作目、導入にあたるこちらを。
表題作品+短編2作品、180P。
梅崎組若頭・加賦×加賦に全てを捧げる男・韮沢。
問題を起こし行方を眩ませた部下を匿っていると疑われた韮沢が拷問されるシーンから物語はスタート。
極道の世界の厳しさが痛々しい描写と共に描かれていて、拷問する側、される側いったいどんな気持ちなんだろうと思わずにはいられませんでした。
(色んなBLを読んで耐性がついていたのか、痛々しいのは思ったより私は大丈夫でした。)
韮沢にとって加賦は世界の全てで、加賦の側にいることが生きる意味で…そんな韮沢の揺るぎない一途で重い愛に落ちていく加賦…。
韮沢が格好いいのに加賦の前でだけは可愛くて、そのギャップがまたたまりませんでした。
そして加賦が韮沢を飼い慣らしているようでいて、危なっかしい韮沢に振り回されているのも可愛い。
短編2つも短いけど面白くて良かったです。
続いて『媚の凶刃』、ドキドキしながら読んでいきたいと思います!