このレビューはネタバレを含みます▼
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『史郎くんのいちばんめ。』の作者様なんですね!
『史郎くん~』も以前試し読みしてから気になっていていつか読んでみたいなと思っている作品のひとつです。
読みたいの多くて追い付きません…。
こちらは表題作のみ264P。
ボリュームたっぷり読み応えありました。
お客を取れず3日後に処分されることになっていたけものの男娼・ナズナとナズナを引き取った旦那さま・セリのお話。
これまでひどい扱いを受け辛い経験をたくさんしてきているのに心が荒むことなく素直に真っ直ぐ育っているナズナがとにかく健気で可愛いんです!
ぶっきらぼうでちょっとキツく見えるけど根は優しい旦那さまに引き取られ、そんな旦那さまに恋をしたナズナ。
例え自分の想いが報われなくても、自分だけはこの想いを大切にしてあげようと自分に言い聞かせる姿がいじらしくて泣けちゃいます。
旦那さまの鈍さや不器用すぎる優しさにもぉー!!と焦れったくなりますが、旦那さまなりの愛情からくる行動なのも理解できるだけにどかしかしい…。
でも切ない気持ちのすれ違いやくっつくまでの時間はあれど、旦那ざに引き取られてからのナズナは大好きな人のそばに居られてきっとずっと幸せだっただろうなと思います。
サカドリさんの橋渡しがなければきっと先に進めなかったふたりなので、サカドリさんにも幸せになってほしいし、彼のその後や恋の行方もとても気になるので、スピンオフも是非描いてほしいです。
こちらのコミックスには分冊の『たぶんきっと、明日のナズナは』と『恋するけものは恋をしらない』が収録されています。
その二つの間のお話にあたる?お話『つれづれけもちゃん』と言うのが分冊で3巻まででているようでそちら気になっています!