このレビューはネタバレを含みます▼
正解が知りたいと思うのは下世話でしょうか?
いろんなことを読者が其々想像すれば良いのでしょうが、胸がズキズキする感じが取れません。
自分を落ち着かせるために、前半では西行法師の歌を調べたりして…。
後半でその歌の意味は出てくるのですが、「花を美しいと思う気持ちが残っていると自覚する事」その言葉が、「陽大」を現実世界に連れ戻してくれたのでしょうか?…、それでも、「花乃」が「いつも雛さんが優先だった」…と思ったその先は…?
う〜ん、やっぱり解りません。
ただ、比々羅木神社の総代さん達が陽大を迎えに行き、田路とも和解し、地元の倭舞に帰っていくのではないかという結末を勝手に想像したりしています。読後に余韻がいつまでも抜けません😅
『駅から5分』が先に描かれたはずなのに、こうもリンクしているとは…。
両作品を読み返しながら無限ループの様に、私はいつまでも「花染町」から出られません。😓