放蕩息子と恋の穴
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放蕩息子と恋の穴

九號

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ネタバレ
2021年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いですがすごく読み応えがありました。ストーリー重視勢なのでこのボリュームが嬉しいです。もっと長くても良いくらい。
元気で真っ直ぐな高校生と、田舎で暮らすゲイの従兄弟。クローゼットゲイの生き辛さは察して余りあるところ、理解者がひとりふたりと増えていく様子が良かったです。
ポンポンとテンポよく進むストーリーと所々挟まれるコメディシーンが楽しい!
アシタカ(蜘蛛)軍曹が良いタイミングで登場したのは田舎あるあるで我が家のことかと笑。(田舎の家では軍曹は益虫として大事にされています。)
それでいて丁寧な心象表現が切ない、大好きな一冊になりました。
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