世田谷シンクロニシティ
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世田谷シンクロニシティ

本郷地下

好きになる気持ちはいつも本当

ネタバレ
2021年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースの新刊が話題の作者さんでセール買い。
数日前に自分はノンバイナリーと告白した宇多○ヒカルさんの話題となんだかシンクロニシティ。自称と他称の男女の境が曖昧な歌詞やPVの内容に納得。ノンバイナリーでパンセクシュアルなのかな。この話題を知った後にこの作品を読んで考え込んでしまった。
好きになるのは女性で同棲してる彼女が好きで、欲情するのはいつも男性と思っているメインの子。彼女の転勤で同棲は一時解消になり、仮住まいすることになった大学の寮で同室の男と関係をもってしまう。側からみればかなり不誠実なことをしているけど、人を好きになった気持ちはいつも本当なのに。。女装を経験してから男女の境を疑い始めるシーンもあり、自分のことわからなくてもいい、そのままでいい、と言ってくれたことに安心できたんだろうなー。でも彼を好きだっていう気持ちがわかって告白できて、ようやく欲情の相手と好きな心とが一致したラスト、数年後も一緒に住んでいるようでよかった。
フォローしてる方のレビューに完全同意で、このお話はBLというよりLGBTQ枠ですね。
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