いちばん遠い星
」のレビュー

いちばん遠い星

秋平しろ

白々と星のように輝く嘘が自分をみてる

ネタバレ
2021年7月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ レーベルクーポン買い。あれだけ積読があって、もー欲しいものないだろうって毎回レーベルクーポン出るたび思うんですけど、やっぱりあるんですよね。。今回もmax買ってしまい積読の山が切り崩せません。しろ先生ハマってます。青とジェントは良かったけど、それ以降絵柄で少し敬遠してた過去の自分を叱ってやりたい。クーポンで全部買いの既刊の作品、全てレビュー高評価納得です。
大学時代に天文サークルの後輩に告白されたけど、自分はゲイじゃないと嘘をついて断った本当はゲイの先輩のお話。先輩は昔付き合った人と痛くてエチできなくて振られた過去があり、エチできない自分はひとと付き合える資格がないと思ってしまってる。後輩くんは断られたのに良い友達でいてくれて、ずっと好きだと言い続けてくれる。先輩は両想いだと知ってるのに後輩くんの気持ちに応えられなくて、後輩くんはずっと片想い(だと思っている)、という少し歪でモダモダで、優しいモノローグが少女漫画的なお話。紳士が好きだという作者さん、後輩くんがねー、年下なのに紳士で嫌がることしたくない、もんのすごい良い子なんです。そしてもうひとり先生って呼ばれる年上のキーパーソンが出てくるんですけど、先生も紳士なんですよ、私の目には。拗らせすぎの先輩が変な方向へ行ってしまって、私は浮気や不倫って地雷ではないので、全く大丈夫なのですが、他のレビューにもあったように気になる方いるかも。結果的にふたりの仲の後押しになったし、もう私にとっては、ありがとう、先生〜でした。
先生の作品、少女漫画出身の私の好みど真ん中なので、これからドンドン読んでいきますー!
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