君とハネムーンにさらわれて
」のレビュー

君とハネムーンにさらわれて

野津いぬま

精一杯の、ぎりぎりの、やさしさの。

ネタバレ
2021年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローしているレビュアーさまのレビューを見て、ああこれ絶対好きなやつだ…と迷わず購入した短編。

は~~…よかった…。
最初、無神経でノンケな男の、「一緒にいるよ、今日でも明日でも…当たり前だろ、親友なんだから」の言葉に頭の血管が切れそうになったけど。
全部を読み終わってもういちどその部分を読み返すと、それが男の優しさから出てる言葉だと納得する。無神経だけど、アホだけど、いいヤツ。惹かれる気持ちもわかる。…あー…この恋は辛かっただろうな…。

ずっと片思いしてた男が、けじめをつける旅。
それにつきあわされる男も、最初はとまどいながらも、親友だと思っていた男にぎりぎりの誠意と優しさでその気持に応えようとする。
久野くん、きちんと思いを伝えられてよかった。
辛い恋だったけど、きっと次は幸せな素敵な恋が待ってるんじゃないかな。
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