皇帝と怪物
」のレビュー

皇帝と怪物

akabeko

え…泣く…

ネタバレ
2021年8月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ akabeko先生の今までの作風とは少し違った、古代中華ファンタジーです。
若干ストーリーが急ぎ足かなぁとは思いましが、怪物と皇帝の、相手を想い合う気持ちの深く一途なところに涙しました。
某中華統一を目指す有名作を好んで読んでいるので、その時代設定等がある程度わかっていたのも、作品を楽しめた理由かもしれません。

不死身の怪物ウトサ×皇帝タオ。
皇帝であるタオの孤独感や無力感に共感し、包み込んでくれたウトサが唯一の心の拠り所となったタオ。
しかし、戦の後「不死身の怪物」であるウトサはタオのために都から離れる決意をし、タオもそれを見送ります。
国のため、お互いの感情を押し殺して別れた2人ですが、時が経ち再会。再会した時、既に怪物と化していたウトサがタオの言葉で人間に戻ってゆくシーンが心を打ち、涙が…。
最後のセリフ「最期にこの手でお前を人として終わらせてやる」がまた…泣く…!!

これ、続きあるのでしょうか?
2人の最期まで描いて欲しいです…絶対泣く…
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