屍と花嫁
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屍と花嫁

赤河左岸

鮮烈な赤と美しい画の表紙に一目惚れ

2021年9月6日
作者様の「果ての荒野で~」が、私にはすっきりとしない読後感で少し苦手だったんですが、こちらは表紙絵の雰囲気が大好きで迷わず購入。
表紙絵とタイトルから想像する世界観を裏切らないお話で、とても好きでした。
ネタバレなしでないと面白さが半減してしまう箇所がありますので、なるべく情報を入れずに読まれた方が楽しめます。
作中随所に散らばめられた美しい蓮の花がとても印象的で、唯一であり絶対である存在への想いの描かれ方がとても好きでした。世界観にピタリと嵌る作画や見開きの効果、最後の最後まで考え抜かれた事がわかる構成も素晴らしく、私的にはとても満足な読後感で、面白かったです!
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