コオリオニ
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コオリオニ

梶本レイカ

すーんごい…圧倒的迫力、怒涛の展開!

2021年9月10日
やばい、という言葉しか出てこない、のがやばい。すんごい物語ですねえ。ほんと、スピーチレスになってしまう。コメントできないですねえ。ですが、かなり印象的でインパクトの強い作品です。
いやこの作品絶対好み分かれますね〜。ヤクザ、裏組織、警察、サスペンス、サイコ・ソシオパス、ハードボイルド、バイオレンス、血生臭い性的描写、もう全部僕にとっては好みど真ん中ストラーイク!なジャンルでした。画もかなり特徴的ですねえ。ヨーロッパの文学作品もたくさん用いられていて、非常に奥深かったです。
この作品、実在した汚職事件にインスパイアされて描かれた物語なんですねえ。知らなかったです。参考文献を引用されていて、内容が詳細に練られていてめちゃくちゃ面白かったです。興味深い文献がたくさんあるので読んでみたいなあー。
レイカ先生曰く、一時期は廃業されていたらしいですが、その後ご縁があってこの作品の電子化が決まったらしくて。本当に良かったです!最高のエンターテイメント作品に出逢う事ができました!最後のコメントでレイカ先生が、「バカな理想...想像は...」と書かれてますが、そういうのをこういう漫画というひとつの創造物の中で表現できるからこそ、素晴らしいんですよね!本当にそう思います。想像・創造の可能性は無限大だー!レイカ先生に心から感謝です!
この作品と同時発売だったらしい『悪魔を憐れむ歌』も気になります。
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