真水をすくう手のひらで
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真水をすくう手のひらで

神楽坂はん子

特殊能力刑事バディもの◎ラストの余韻

ネタバレ
2021年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 刑事ドラマにありそうな設定。特殊能力を持ついかにも訳あり風な中性的な御巫さんと唯一その能力が通用しないグイグイ系部下小日向。凶悪事件とは無縁な静かな田舎町で、それでも起こる事件を解決しながら距離を縮める二人。途中かつて御巫と関係があったエリート県警部長が登場したり、無害に見えた小日向にも秘密があったり。1冊でまんべんなく出来事が起こって、刑事モノとしてもとても良いと思いました。BL感は薄めとのことでしたが、しっとりとした大人の雰囲気がストーリーと合っててとても良かったです。小日向が御巫さんに時折見せる男の顔には結構ドキドキさせてもらいました( *´艸`)。御巫さんは特殊能力故に苦労してきて、これからも苦労するだろうけど、そんな御巫さんにまるでご褒美のような一瞬の交錯。幸せの答え合わせなら怖くない。すごく素敵なラストでした。とても良かった。レーベルクーポンはフォロー様方何買うんだろう~っていうのもとっても楽しいですね!購入した作品が一緒だったりすると嬉しくなってしまう( *´艸`)。(勝手にすみません…)
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