このレビューはネタバレを含みます▼
新刊「地味リーマン〜」で好きになった作家さんで、フォローさせて頂いている方が熱いレビューを書かれていたので私も先月のポイント還元キャンペーン時に滑り込みでこちらの作品を購入しました。10年来の親友でホストクラブを経営するマネージャーの健史×オーナーの一陽のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計199ページ。あ〜めっちゃ好きなお話でした〜!近くにいすぎて気持ちを自覚できておらず、健史が離れていくかもと分かって初めて自分の気持ちに気付く一陽。チョロめな一陽の親友ポジで一陽を支えながら、でも10年も一途に思い続ける健史。よくある展開なのかもですが、凄い良かった。一陽が気持ちを自覚するまでの描写が凄い丁寧なんです。なんでそれでまだ一陽は健史の気持ちに気付かないんだ〜なんで自分の気持ちが分からないんだ〜!と悶々としながら読むのが楽しかったです。一方の健史に対しても、長年の片思いが切ない〜早く告白しろよ〜!と悶々とするんですけど、その「悶々」がイライラする悶々じゃなくて、私には凄い適度なレベルのジレジレモダモダでした。登場人物の属性で、個人的にオジサン受けはあんまり癖ではないんですが、この作品ではチョロいオジサンが可愛く見えるから不思議。健史のちょっとSっぽい感じもとても好みでした!ホストクラブの他の従業員たちもクセがあるけど良いキャラばかりでした!