放蕩息子と恋の穴
」のレビュー

放蕩息子と恋の穴

九號

紙派の方は電子で読むべき作品

ネタバレ
2021年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず、虫の大きさで田舎度を示すセンスが素晴らしい。
画力、ストーリー、緩急の付け方、繊細な心理描写、ギャグの落としどころ 300頁近い長編でも飽きさせない技術。
本当に才能の有る先生ですね。
羊の皮でも感心しましたが、九ご先生(すみません漢字変換出来ません)BLじゃなくても活躍出来る腕前を御持ちだと思います。
本当に有難い。

女癖の悪さで田舎に転校させられた主人公 蒼佑は
11年ずっと初恋相手だった穣ちゃんに再会するはずが、まさかの男だった…
で始まりますが最初は落ち込み沈む蒼佑が 穣さんの魅力に気付き「この人はこんなに綺麗に笑うのに」で完落ちた瞬間が上手い。
好き。
もう性別を越えて人間性に惚れたって事ですね。
からの、マスターベーションはおったまげましたよ。
きゃー(喜)目に刺激がぁ!
ほんと鍵閉めとかないと、いけんいけんですよ!
方言も良かったなぁ(嬉)

蒼佑は素直だから物事の吸収も早いし、隠さない。そんな純な気持ちに当てられて穣さんの心が少しずつ動いていく。
彼らの問題は解決していないし、多分山も谷も有るだろうけど、2人なら乗り越えられる。そんなハッピーエンドでした。
最初の身体の結び場所は、そこ!?って他のレビュー様に同感。個室だったよね…ドキドキ


個人的な事情で恐縮ですが、ずっと液晶を見ていると瞼が痙攣してしまうので、基本的には紙派ですが、この作品に関しては電子で読むべきです。
なんと9ページもあります。
電子特典を読んで更に魅力が増した!
素敵な親友ですね。
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