このレビューはネタバレを含みます▼
過去の経験から「悪癖」が身についたジルは神父として田舎の教会に赴任して寒気立つほどの美人のエミールと出会います。「神」「罪」「愛」「赦し」。ただ愛されたいだけなのに罪を重ねてしまうことに絶望するジル。ヴァンパイアもので読んだ中でもすごくよかったです。起承転結もしっかりしていて、伏線もバッチリ効果的に回収。せつなくて苦しくて でも読後感はよくて、最高だと思っていたのですが、エチでばちゅばちゅぱんぱんじゅぽっじゅぽっドクドクビクビクッの擬音語に乱れ飛ぶハート...えっ?えっ?なんかそぐわなかったな...。まあいいか、にんげんだものって違うか、ヴァンパイアだもの。そういうサービスは必要なかったんですけど。まあごっつあんです。擬音控えめのほうがこのお話には合っていたような。他のレビュアーさんのご指摘のようにジルの女性化も、う~ん、こうなりたかったのか。男前×男前好きですが、ならば仕方ないな。ちょっとたそがれました。
2021年10月 総199ページ 電子限定描き下ろし1ページ コミックシーモア限定描き下ろし1ページ 修正は白抜き。