このレビューはネタバレを含みます▼
テーマが重いです。苦しくなる場面がたびたびあり…。歩、勇一、陵、誰目線で読んでも胸にくるものがありました。
迷って、悩んで、結論でなくて…視野がどんどん狭くなってネガティブ思考陥ってしまう勇一や陵。…もぅ、どうなるの、これは…。ハラハラするし、読んでるこちらも苦しいし。
そんな中、勇一に向けた島村さんの言葉は、カラリと明るく、どんよりと垂れ込める曇からさした光のようでした。それ、その通り!
愛情にはいろんな形があり、その生い立ち故に、誰か一人に注ぐものではないと言うことが分からなかった陵。そして歩。
この先、3人で良い関係を築いていって欲しい。幸せになって欲しいと、切に思いました。
来る日も来る日も浜辺で「迎え」を待ち続けていた陵。迎えに行った勇一に感謝したい気分です。
3年後の歩と和也にイケメンの兆しが(笑) この2人の成長した時のエピソード、読んでみたいです。どんな風に成長して、勇一と陵は幸せでいるのかな…とか、つい想像してしまいます(*´艸`)
だって、ラストの勇一を真ん中に川の字で寝る3人。陵の歩の攻防、面白すぎます(笑)
救いのあるラストでした。良かったです(^^)