恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
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恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

素晴らしさとモヤモヤと

ネタバレ
2021年11月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 丁寧で確かな背景と心情の描写力で物語に引き込まれます。その分?少し展開が遅いかもですが…それにつけてもブライトが憎い。ウィステリアを死地に追いやってすぐに義妹と結婚、それも真実を伝えずに←これが一番腹立つ。ロザリーの心を守るためじゃなくて自分が軽蔑されたくないだけでしょ。ウィステリアの名誉回復もせず都合よく悪女扱いを放置。許せん!ロザリーには悪いけど20年以上も幸せだったんだから、ロイドが未明の地に行ったのをきっかけに夫のやったことを知って残りの人生二人で罪悪感に苦しみながら生きればいいのにと思うほどです。とにかくウィステリアには幸せになって欲しい!
【7巻まで読んで】
まさか二人一緒に戻ってこれるとは思っていなかったので、今のところ4巻ラストが一番胸熱展開でした。さあ、ロイドはこれから王女との婚約を解消して、父ブライトを追い詰めるのだ!と勝手に意気込んでいましたが、アレ?全然そっちの方向へ行ってくれない。はっきり言って大多数の読者はそこ(ブライトにどう鉄槌を下すか)が気になっていると思うのですが、肝心な部分にほとんど触れられず、さらに風呂敷を広げている状況に若干困惑しています。これがサクサク毎日あるいは週一で更新される話だったらまだわかる(待てる)のですが、ほぼ年に1回しか出ない単行本であまりにも主軸の話が進まないと、終わるまであと何年待てばいいのかってなります。モデルとか新キャラとか隣国とかどーでもいいので、義妹夫婦との対決を!早く!見せてほしい!
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