さよなら恋人、またきて友だち
」のレビュー

さよなら恋人、またきて友だち

yoha

地雷満載、でも読み応えある作品

2021年12月5日
レーベルクーポン実施中。さよなら恋人〜1冊→〜ロストチャイルド1冊→宮内ユキについて3冊 この順番です。まだ続いてます。単話でユキ〜の3巻の続きが読めます。
レーベルクーポン対象作品ざっとみて、もうほとんどほしいの購入積読になってるなーと思ってたんですけど、ちる○るさんの属性判断で「黄昏の腐女子」と診断されて勧められたのがこの作品シリーズ。クーポン対象だったのでいそいそと買いました。読み終わってびっくり、うわー、私今までこの作品何で知らなかったんだろう。最初から地雷満載、人によっては大爆発案件だからか、レビュー評価高くないのですが、それがもったいないくらい読み応えある作品です。
本能が心に勝ってしまうオメガバースの世界、登場人物全員に対して容赦ないので、無理矢理嫌な方にはオススメでません。でも、作者さんが無理矢理を描きたかったのではなく、オメガバース世界の中で聖人ではいられない、主人公でさえ清濁併せ持った人間、性に抗えずとも懸命に生きていこうとする姿を真摯に描きたかったのだと分かります。闇ではなくて「黄昏の」カテゴリに入るのがわかるくらい、読後感悪くなかったりします。最終的には、愛は勝つ、でいいのかな。たぶん。(まだ完結してないけど)
この「さよなら恋人〜」は、作者さんの初単行本だけあって、サスペンス調の多重なストーリーの流れが分かりにくかったりしますが、ロストチャイルド以降はかなり読みやすくなってます。できればロストチャイルド以降もネタバレなしで読むと面白いですよ。私は全くあらすじを読んでいなかったので、2巻以降の展開に驚きました。
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