君とハネムーンにさらわれて
」のレビュー

君とハネムーンにさらわれて

野津いぬま

!!必読の作品です!!

ネタバレ
2021年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ これほどまでに美しいバウムクーヘンエンドを今まで読んだことがありません。
40ページ、200円。
是非とも読んでいただきたい作品です。。。

恋心と友情、すれ違った思いの10年間に打つ句読点は、カンマなのかピリオドなのか。
いずれにせよ縁は切らず切らせない。
優しいよりも、もっと深く広く確固たる気持ちが存在しています。。。

指輪を返すというたった一つの行為で、久野が欲しかったのは形ではないという事、手に入らないものだったという事、そして気持ちに決別し未来に歩く決意をしている事が読み取れます。
苦しかったけど、側にいられて幸せだったから、好きになったのが吉永で良かったから。
腐ることなく、真っ直ぐに相対できる親友として縁は続いて行くでしょう。。。

作者さまの商用作品は2つしか出されていないようですが、pixivにて活動されている様子が伺えます。
是非とも本格的に描いて出版社からもっともっと出していただきたいものです。。。

レビューにたくさんのフォローさまを発見し、皆さまの優しいお気持ちに触れ、また涙してしまいました。
良い作品を同じように尊いと思える幸せが、ここにもありました。
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