この世界でたった二人
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この世界でたった二人

桃山なおこ

こんな渋いの久しぶり

2022年1月5日
桃山なおこ先生。以前は絵に硬さを感じて読むのを躊躇してしまったのですが、『ダメBL』でのBLというより男気がある作風に惹かれ、本作を手に取りました。

炭鉱のある田舎町に辿り着き、チンピラに絡まれて…という入りでお話が始まるのですが、
もうそこだけで興奮ワクワクが止まらない。
硬いと感じていた絵も、寧ろストーリーとピッタリ合っていてすごく良かったです。
硬派な色気がこぼれてます。

で、肝心の内容なんですが…
いやぁぁぁ……絶句。
痺れました。
渋い!!すごく良い!!
まるで映画なんですが、映画なら席から立てなくなってた。
絶対パンフを買って帰って熟読します。
…実際はパンフなどないので、もの凄い余韻を抱えました。
悶ながら目に留まるタイトル。更に悶る。

任侠の世界がお好きな方には、ちょっと強めにオススメしたいです。
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