薔薇王の葬列
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薔薇王の葬列

菅野文

何とも言えない

ネタバレ
2022年1月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ リチャードが王になってから得るものと同時に失う事が起こり、冷静沈着だったリチャードがだんだん壊れていきます。
本当に愛した人を見つけその後自分の手で処刑、愛した人とできた子を王であるが故に薬で堕ろす、守りたいものが出来その後亡くなるか遠くに手放すなど…
唯一、従者であるケイツビーがリチャードの側に最初から居続けますが、そのケイツビーもどうなることか…(あと白いイノシシ)
毎巻リチャードの状況や選択にハラハラしていましたが、最新刊では号泣…もしも王になる選択をしなければ、リチャードは幸せになれたのではないかと…
女ではなく男として王であり続けるリチャード、その玉座も今や危うい状態。
だんだん終わりが近づいてきていますが、終わる頃にはリチャードは全てを失ってる時なのかな…と、何とも言えない気持ちで読み終えました。
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