鬼と天国 再 【電子限定特典付き】
」のレビュー

鬼と天国 再 【電子限定特典付き】

お吉川京子/阿賀直己

好きから愛へ

ネタバレ
2022年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何度も言いますが私 オジ受けが苦手で。

晴れて恋人同士となった二人の後日譚…ラブラブいちゃいちゃなんかなぁ…うーん…と。ちょっと身構えて読み始めたのですが…。

よかったです!オジ受けが苦手な私でも大丈夫でした!!
上下巻の後の、この「再」は――ラブラブいちゃいちゃよりも、もっと深い何かでした。

【以下ネタバレ】
前から思っていたけど、青鬼が自分の苦しみや悩みを、あまり重要じゃないというふうに天獄に話すところが好きです。
シャレにならないくらいひどい扱いを受け、それが大きなトラウマになっているのに。母親について語る言葉はいつもソフトで、軽い冗談みたいに笑って流す。
強くて優しくないとできない。
でもこの巻で、その切ない優しさに対して天獄が無理をしなくていい、許さなくてもいい…って抱きしめるシーン……ちょっと泣きそうになった。
4コマの連続シーンもすごく好きだったな。

天獄は一生懸命頑張ってるけど、まだ伸びしろがある感じ。彼はまだすごいポテンシャルを持ってるような気がする。次の巻では天獄がさらにすごいことになるような気がする。
これからも二人の行く末を見守りたいと思います。
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