美しく儚い世界





なんて儚く、切なく、そして美しい…。
民俗学をテーマにした作品ですが、このお話自体が昔話の様でした。
小さい頃、日本昔ばなしを観ていて
コミカルな話の中に時折強烈なインパクトを残す悲しい話があり、ものすごく衝撃的でした。
ショックを受けながらも、胸の中に残る何かに打ち震えた記憶があります。
人柱の話などは、見ていた時の場面ごと切り取られて記憶に残っています。(調べたら、キジも鳴かずばという話のようですね。リメイク版でものいわぬお菊という話もあるようです。)
脱線しましたが、本作を読んでそういう昔話から感じていたような、静かにくすぶる感情が沸き起こりました。
触れてはならないと感じさせる美しさ。
抱える哀しさが、美しさを更に際立たせる様で胸が痛い。
それでも残る柔らかな余韻。
つくも号先生にしか描けない世界があるな…といつも感じます。

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