BARBARITIES
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BARBARITIES

鈴木ツタ

8年をかけて4巻完結、この機会に一気読み!

2022年2月2日
初読み作者さん。フォローしてる方も同じタイミングで読んでいたようで、嬉しいです。2014年から連載されていた作品なので、新刊発行されて4巻で完結一気読みできます。読むならいま! さすが前評判高いだけあって読み応えありました。4巻なのに読了まで丸2日間かかってしまった。
中世の欧州っぽい異国歴史物語。魔法はでてきません。中世風城背景や絢爛豪華なヒラヒラ紳士服やドレスが丁寧に描き込まれてます。宗教、歴史、政治や国の継承問題と扱うテーマは実は硬派なのですが、国を動かす王室と官僚と宗教政治家とその従者たちがハードになりすぎないようにコメディ口調で語りロマンスを交えて紡がれます。
お話としてとても面白いし、会話もウィットに富んでいて楽しい、脇役も魅力的な人ばかりで、傑作だと思う。神作品本棚に入れて、これから何度も読むと思います。

、、、ただですね、ほんとーに申し訳ないんですが、最初からBLモードで読んでいたので、メインの受けくんが、言ってみればオジ受け、(賢い人なのにね。こんなこと言ってこんな目でみてしまってモンタギュー司法相様ほんとうに申し訳ございません!!)、彼の外見がどうしても、どーしても、どーーしても、私の好みではなくて、いつかそのハードルが越えられるか好きになれるかと思って、可愛いと言って迫りまくる警護役の超美形貴族アダム視線で読もうと努力してましたが、やっぱり最後まで越えられなかった。。そう思うの私だけかもしれないですが。。外見でいえば、もう1CPの元奴隷従者×隣国の王位継承者の濃ゆいシーン、そして主従で愛憎拗れる関係の方が完全に好みでした。BLモードで読まなければよかったんですよね。。
とにかく異国ロマンス作品としてはほんとオススメなので、完結のこの機会ぜひどうぞ〜

あ、追記というか気づいたことですが3巻の冒頭に収録されてる2巻までのあらすじが、3巻自体のネタバレになっているような。。なんだかおかしいですよね。未読の方は前巻までのあらすじ読まない方がよいですよ。
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