マイディア・エージェント
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マイディア・エージェント

ヱビノびすく

センスが光る渾身のデビュー作!

ネタバレ
2022年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 見たことない作家さんだなぁと思ってたんですが、ランキング上位に入ってて、フォロー様方も高レビューを挙げられていたのでまずは試し読みを…。あれ、面白そう!と気付いた時には上下巻まとめて購入してました。皆さんレビューで書かれてますが、作者さんの初コミックスとのこと。上巻は1〜4話+電子限定特典で合計222ページ、下巻は5〜8話+描き下ろしで合計236ページ。上下巻とも200ページ超えの大ボリュームで読み応えもバッチリです。桃源財閥の御曹司・信康の新人SP真利生×子供の頃から信康に仕えるSP理一のお話です。自由で奔放な真利生に振り回されながらも、その裏表のない真利生に理一が少しずつ惹かれていくというストーリーです。まず真利生と理一のキャラが良すぎました!雄みのある真利生とクール美人系の理一。これだけでも美味しい。真利生に絆された感じにはなってますが、真利生にそれだけ魅力があるから仕方ない。美人クールな理一ですが、恋愛方面はすごい初心でこれまたギャップが可愛すぎました。すぐグーグル先生に頼ってしまうのとか、可愛すぎやしませんか?確かに場面の運びは少し粗いと感じるところはありました。あれいつの間にブラジルに行ったの?とか、最後社長登場の辺りも少しゴチャゴチャして分かりにくかったんですが、2回目読んだら納得できました。その辺りは今後の作品で改善が期待できるところかと思います。それより潜在的なセンスみたいなものが光っていたと思いました(何様目線という感じですが)。表計算ソフト使えないからイルカに聞いて、とか最近の若い人たちは分からないかも笑。今後も追いかけたい作家さんがまた一人増えました。
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