ほたる君、きみは【分冊版】
」のレビュー

ほたる君、きみは【分冊版】

三田織

やさしい世界

ネタバレ
2022年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 36ページの短編。作者さんの優しさが溢れている世界です。つい何気なくついてしまった嘘。ほんとうの事を言うと相手を傷つけるのではないかと躊躇して、でも言わないでいると余計傷つけるかもと悩んで、そうしたら、、という繊細な心を丁寧に描いたお話。
このお話のように、自分の発する言葉で相手をどんな気持ちにさせるかと、相手の境遇を思いやりながら行動するって、ほんとうにとても大事なことだと思います。自分の子どもたちにはそうよく言ってきかせてるけど、ほんとは他人の立場、境遇、気持ちを想像できない大人の方が多いのかも。冗談じゃなく、周りの人、自分が係る人への小さな思いやり、共感していく力を世界中のひとりひとりが持つ事で、世界を変えていけると思うな。。
いいねしたユーザ17人
レビューをシェアしよう!