このレビューはネタバレを含みます▼
作家さんの、優しさが溢れる画と作品が大好きです♪
1CPにつき、短編+作家さんコメント+おまけ漫画・・がセットになってる感じの短編集。設定が同じ街での出来事で、最後にマップなんかもあるのでちょっと楽しいですよ(^^表紙のタイトルは順番で言うと2つめの作品で、大学の同級で友人の蓮と翔馬が、連の田舎の亡き祖母の家で夏休みの1か月間だけお試しの恋人になる・・・という、ちょっぴり切ないお話しです。最初は翔馬の片恋・・なんですが、一緒に過ごすうちに、色んな意味で蓮の気持ちに変化が訪れる感じの内容で・・・描写がとても繊細で、ホント表現力が豊かです・・・ジーンときました✨
どれも秀逸ではあるのですが、個人的に一番好きだったのは3つめの「落ち葉あふれて」からの「枯れ木に蕾」でしょうか。
亡くなった恋人:高三郎を忘れられず、毎年恋人の田舎に墓参りに訪れる恭と、そんな恭の前に現れた高三郎の甥:紫苑。遺品として譲り受けた手帳に書かれている「恭と一緒にしかたった事」を、一緒にやりましょう!と、地元を巡る事になるのですが・・・・これ、結構切ないんですよね・・・・病気のことを何も話さずに別れた高三郎の気持ちを思うとホント涙が溢れてきて・・・恭と一緒に泣きましたね(^^;ちょっとだけ高三郎は出てくるのですが・・・もうね・・「新しい一歩」も良かったんですけど、高三郎と恭の出会いから読みたくなりますね・・・(^^;後半の「枯れ木に蕾」はそんな紫苑と恭CPのお話になります。こちらは少し楽しい感じになってます♪おまけもね・・・楽しいんですよ(^^
全体的にどの作品もじんわりクるものがあります。作家さんの作品自体がそういう雰囲気に包まれているんですよね・・・。切ない、や、悲しい、もあるんですけど、最終的にはポジティブで終われるのが好きです💕