うつくしいたましい【分冊版】
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うつくしいたましい【分冊版】

小松

どうかあのふたりを救ってあげて

ネタバレ
2022年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ ええ、未完なのはわかっています。でもどーしても待ちきれずに単話読んでしまった。寡作ですが素晴らしい作品を描く作者さんで、いつまでも完結を待ちたい作品。
学力1、2位の優等生、それぞれ家庭環境は全く異なるけど傷んでいるふたりがある理由で同居を始める。苦しい、辛い、うつくしいふたつのたましいが巡り合ってすれ違う。赦されたのはキスだけ。夜にはキスをひとつだけ。ひとつのたましいは救おうとして手を伸ばすのにもうひとつは堕ちていく。
叙情的な絵が切ないお話をさらに盛り上げて涙なしでは読めません。1話発表が2015年、最新7話発表が2019年12月発行の雑誌。枚数と単話表紙から単話5話までが単行本1巻分だと思うから、たぶん単行本2巻で全10話、あと3話で完結予定のはず。小松先生、いつまでも待っていますので、どうかあのふたりを救ってあげてください。
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