スモークブルーの雨のち晴れ
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スモークブルーの雨のち晴れ

波真田かもめ

再会した2人の・・雨のちラブ(希望)

2022年7月15日
もう最高。ぜんぶ好き。ドラマのような設定も、ちょっとアンニュイなキャラクターも、所々に挟まれる詩的な文章も、翻訳という特殊なお仕事の世界を垣間見れるのも、お父様の翻訳、言葉、に対する小言も、いち生徒として姿勢正して拝読(私は日本語好きの言葉フェチ)。表紙とタイトルのバランスも素敵。
親の介護疲れやバリキャリ第一線からドロップアウトした彼らの、大人のフフっとした、その曖昧で気怠げな関係が、しっとりしててとってもいい!
スモークブルーなこの作品の雰囲気を醸す、縁側、タバコ、湿った夜、そしてなんと言っても私の大好きな黒髪ロングの久慈・・・しかも湿った日にちょいうねるくせ毛!!!好きすぎる~(うれし泣き)
巻を追うごとに熟成されていく2人の日常が、とても心地よい、いつまでもみていたい作品です
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