ルビーレッドを噛み砕く
」のレビュー

ルビーレッドを噛み砕く

朔ヒロ

先の続編が決まっているだと〜〜??!嬉

ネタバレ
2022年7月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。朔ヒロさんのフェロモンが結晶化して見えるっていう新感覚オメガバース‼︎‼︎
ストーリー的にも余白があり、
まだまだ謎に包まれている設定……、
書き下ろしで判明したのですが、続編が決定してらっしゃるようです♡(スケジュールの関係で一年以上あくらしいです)

なかなか珍しい設定で、
Ω朱音は人のフェロモンが結晶化して見え、バース性を色で判別できるという特殊体質の持ち主。相手になる養護教諭マキ先生はαの両親から生まれたβで、α並にΩフェロモンにあてられるという体質。
オメガバ好きの自分としては、
新たな設定にワクワクして読み進めることができました♡
ですが、意外にもオメガバ設定よりも、
純粋に2人の関係性の変化が見ていて素敵で、見応えありです。

かつての先生と生徒、年の差、特殊体質の2人
結構盛り沢山な設定でヒヤヒヤするかなと思いきや、
基本的に2人が穏やか属性でお互いを思い合っているためか作家さんの持ち味なのか、終始ほのぼのさが漂ってました。
朱音の葛藤が結構グッときましたね……!
マキ先生が大切にしている先生という生き方を辞めさせるわけにいかないから、自分は身を引くみたいな健気なところがいじらしかった。
元来、マキ先生にだけは素直で可愛らしい朱音ですが、
ん〜非常に可愛かったです。
そして、マキ先生の変わりよう……
かつて朱音の養護教諭だった頃の聖人君子のような先生もいいですが、朱音のフェロモンにやられ雄味を出す先生や、くっついた後朱音に甘々になるマキ先生もなかなか美味でしたよ〜♡
タイトル回収も、愛があって良きです。
βとΩもやっぱり、いいな!

比較的思ったよりは拗れずスムーズに恋人関係になる2人。
マキ先生の体質が地味に効いてる……!
βなのにαと同様に抗フェロモン剤を飲まないといけなくて苦労している。α並に反応するのに、βだからΩの朱音とは番えない。
←これ絶対、今後の伏線じゃない?
朱音の運命の番とか現れちゃうんじゃないのかよ〜
っていうのが、物語そこら中に散りばめられてるんですよ……!
マキ先生の兄(α)話、朱音のツレとその相手の話
まだまだ物語が広がっていく雰囲気プンプンで、続編への期待が高まりますッ
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