ルビーレッドを噛み砕く
」のレビュー

ルビーレッドを噛み砕く

朔ヒロ

続編待ち遠しい…

ネタバレ
2022年7月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家買い!紙は発売日に読んだのですが電子描き下ろし1Pのために電子も購入しました~それくらいいい作品でした!
朔ヒロ先生現代物はお久しぶりですね。連載中からずっと単行本になるの待ち遠しかったです。今作はフェロモンが結晶として具現化して見えるという少し変わったオメガバース。
中学の養護教諭だったβのマキ先生と生徒だったΩの朱音。数年後に再会して動き出す2人の関係はさすが朔ヒロ先生でずっと引き込まれっぱなしでした!
色とりどりの世界が見えてる朱音がマキ先生の結晶だけが透明に見えるというのがキーになっていますが、この透明は偶然でも何でも無い、牧瀬が「マキ先生」でいるための努力の結晶でした。
辛い過去やひどい目に遭わせる=重厚であるかのようなオメガバではなく、オメガバの設定も活かしつつ作者の色もありキャラクターの成長と心の動きを描く、素人の感想ではありますがものすごく良い作品だと思いました。

最終話の見開きは紙よりも電子の1枚絵で見た方が断然映えています。
ルビーレッドを噛み砕く、βとΩ物理的に番にはなれなくてもそれが2人の番の証なんですよね。タイトルからしてこの終わり方は最初からブレずに決まっていたことが分かります。
これを読んでまだ7月なのに今年はすでに良作多数で来年のBLアワードの投票悩むなーなどと思いました笑

あまり長いレビューは書かないようにしてるのですが良い作品すぎてこんな文字数に笑 かなり先だけど続編楽しみだ~!
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